往年のロックか、ポップの大スターを初老のアルパチーノが演じる。っていうか、そのまんまだ。アルパチーノはあれって演技してるっていうんかな。大御所の演技は何故か気怠そうに感じる。アルパチーノは何故かいつもそうだ。有名になり過ぎて、いやになっちゃったとか?
ダニーは飲んだくれの薬漬けのかつてのスターだった。だが、ジョンレノンの自分宛の手紙を見て、心を入れ替えようと豪邸を出奔する。生まれて以来あったこともない息子に会うためだった。
ダニーとは、主人公のことだー主人公にdearを付けるのか、いやこれはレノンからの手紙のことか。
息子の家を訪ねると、
そこではまた新たなドラマが待っていた。
それは複雑で難問だらけの現実であった。厳しい現実に驚く彼。だが、決意も砕けだがなかなか、新しい人生に踏みだせないアルであった。
元々既に崩れている アルパチーノが演じるのは無理がある。あまりにもそのままであるから。
あれは演技のうちだろうか。
歌は、フランスの誰かさんのパクリの様だし、そうそうゲンズブール。
低い濁声は、本当にアルの声かいな。
薬も、酒もやめて、人生をやり直そうとする彼だが、息子は冷たく彼を寄せ付けないのだった。
ジョンレノンの歌がいろいろ盛り込まれて、本当にこんなでいいんかいな、と首を傾げたくなるストーリーだが、これは実話らしい。
実話であればなおのこと 無名のシャキッとした俳優を起用すれば、緊迫感もあったのでは。
息子役の俳優はとても自然で良かったよん。
今日、超高級車が出て来ても、それ以上は金をかけて映画は撮れてないって感じがしたわね。ま、誰にも迷惑かけていないんだから、いいのかも。