ウド キアー主演?
ハンサムな農夫と、伯爵の奥さん、いろいろな関係になって進むストーリー。
映画ヒートに出演の若者が数人いて面白かった。
伯爵は、医学生の頃から人造人間を作る術を探っていた。
彼は内臓が好きで、エクスタシーを感じる瞬間を待っている。
健康な男女を狩っては、内臓をとって、首や、足も入れ替えて、新しい女性、男性を作ろうという試みであった。
犠牲になった人間は多数であり彼は殺人鬼と化す。
助手の男と一緒に、売春宿で、若い、いい男の首を取り、研究室へ持ち帰った。
しかしこの男は、逆に、女に興味のないホモの心を持った男であった。このことを伯爵は知らない。
人間どこで、失敗するかわからんものだね。
実に伯爵は、こんなことを繰り返し、世界初の人造アダムとイヴを創り出そうと獅子奮迅していた。
元気で、多情な農夫は、奥さんの相手を勤めながら、友人のホモの男が人造人間にされていることを見て驚き、救おうとするのだが、逆に、研究室閉じ込められてしまう。
女の人造人間は、助手が女を自分の欲望のままにものにしようとして、乱暴な扱いに傷がが破れて、死んでしまう。
伯爵の奥さんは、新しい男の人造人間を相手に遊ぼうとするが、抱かれたまま、圧殺されてしまう。
伯爵も、やはり人造人間に殺されて内臓が外に、飛び出す。報いは来るものである。
このホモの人造人間は、やたらメタらに、力が強く、これも失敗の一つであった。
女には興味がなく、力が強すぎる。伯爵は、理想の完璧性を求めているのに、事態は何故か逆方向へと進んでゆく。
農夫の説得に首を振り、逃げようとせずに、人造人間の男は自ら腹の傷を破って、内臓をつかみだし、死ぬ。いずれにしてもすでに死んだ体だ!
農夫は、伯爵の子供たちによって、手術の実験台にされるらしい。
人間の勝手な行いが人間の心や、生きる意味を奪っていくという恐ろしいストーリーで人間の強く醜い欲望を描く。
いずれにしても、結果は、虚無であり、死である。