スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。映画の感想を書いていきます。(^o^)

トニー滝谷 2005年 宮沢えり、イッセイ尾形 、監督市川準 、原作 村上春樹

面白い映画だった。孤児のような孤独な少年トニーのお話。母もなく、父は旅に出てばかりのミュージシャン。

大人になって結婚するが、その女は洋服依存症の病気であった。

トニーは子供の頃から絵を書くのが好きで、絵の塾に通っていた。美大に入り、卒業後は、絵の仕事。

その間もずっと孤独な生活をしていたのだった。他の学生とは根本的に違っていた、といってもよいだろう。絵を書く仕事はうまくいき、彼の生活を支えるのに充分であった。彼は、機械の細密画が得意分野であった。

こんな話が ポツネンと語られ、ほとんど会話もない映画となっている。

小さい時から、家政婦の作るご飯を食べて育った彼。何のしがらみもなく、わずらわされることもなく

ずっと一人暮らしをしてきたのである。

 

裏返せば、このような生活に我々は非常にあこがれるのであろう。

仙人めいた理想郷である。

 

宮沢と結婚するが、突然の事故で、宮沢妻は死んでしまう。

次には父も病死する。

 

また一人になった彼は、これから、どうやって生きてゆくのかということも、

余計なお世話なことであろう。

 

西島秀俊の、ナレーションの声がよろしい。

 

 

レキシントンの幽霊 (文春文庫)

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