スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

万能鑑定士Q モナリザの瞳 2014年 佐藤信介監督

綾瀬はるかが、万能の鑑定士になって大活躍といったところ。お相手は松坂桃李である。

桃李は冴えない平凡な風貌の、編集社の社員である。

あるイベントがあって、そこで、桃李は、不思議な才能を持つ綾瀬と出会う。

彼女の能力に、驚いた桃李は、変わった鑑定士がいると言って、記事にしてゆく。

 

今回はモナリザの日本への出張とあって、鑑定士の綾瀬も呼ばれて、モナリザの偽物か本物かの真偽に立ち会うのだった。

フランス人の学芸員が何人も見守る中、ルーブル、フランス、いや世界の至宝のモナリザについての真偽を

見破る訓練であった。何のために。  ただ、フランス語で会話するため綾瀬は猛勉強で、あっという間に、フランス語ペラペラに!フランス語ががうまい!脱帽。

綾瀬は、何故こんなにフランス語が出来るのか、英語訛りがないので、きっと英語はノンなのだろう。

 

この試験は、実は、トリックがあって、はるかの鑑定能力を、壊すためのものであった。

そうとは知らずに、頭痛がしはじめ、だんだんおかしくなってゆくはるかは、鑑定ができなくなってしまう。すっかり人が変わったようになってしまったはるか、洗脳されていたのである。

モナリザを強奪するフランスの集団の仕業である。フランス人にとって、モナリザは重要な意味を持つのだろう。

 

その間にも、モナリザは、本物と偽物が入れ替わってしまう。

 

だが、桃李や、鋭い判断力のはるかのはたらきで、モナリザは無事であった。危機一髪であった。

 

どの様にも感じられる不思議なモナリザの微笑は、永遠に謎である。

 

私には本物と偽物を区別する能力はない。学習で、得られるというものではない、何か特殊な犬の嗅覚

のような自然に備わった力であろうか。

しかし、モナリザは難関中の難関である。

それを見事やり抜けた綾瀬鑑定士はすごいね。

 

 

 

 

チャップリンの三つ巴事件

泥棒と、科学者と、チャップリンと、警察が追いかけごっこ

 

人殺しもする泥棒が、ある簡易宿に忍び込む。彼は警察に追われていた。宿は無職のホームレスなどが宿泊しており、汚く不潔であった。コイツは、危険なおたづね者であった。

チャップリンも、お金がないので仕方なくそこに泊まっている。

しかし、そこの人々は、皆が、変で、普通の生活から道を踏みはずした者ばかりの、吹き溜まりであった。癖が強く、皆がそれぞれに主張ばかりしていて、喧嘩も絶えないところであった。

そんな所に、別のバカなコソ泥が忍び込んで、寝ている間に皆のポケットから小銭を抜き取っていくのだった。

その卑しい目つき、顔つきが、何とも哀れである。

下層の人々を上手くあらわすのは、チャップリンはさすがである。

まだ若いチャップリンであるが、映画に対する情熱は並々ならず、今後の活躍のもととなった小品たちである。

 

 

警官たちの黒い服も面白く、皆が、メダカのように、群れて動くのが面白い。

この警官たちが、一番の目玉であろう。

 

その後皆が追いかけあい、ドタバタの感じで終わるが、わたしには、何が三つ巴だったのかよくわからずじまいであった。お粗末さま。

 

 

 

 

 

美味しいイワシを食べませんか?

f:id:dekochanya:20190411192030j:imageイワシの煮たのは、脂が乗ってて、体に良さそうですよ。安いし、調理も簡単!

鰯の頭とはらわたをとって、水できれいに洗います。

 

ボールの水につけても良いですね。お魚を、鍋の水に入れて、グラグラサクッとにこぼして、

そのお湯は捨てますよ。これ忘れてはダメ。

 

あとは生姜の薄切りを入れて、砂糖、しょうゆ、酒ミリンなどで、煮詰めるだけだよ。

みりんを入れるとマジうまい。オデンでも何でも上手くなるね。

 

主婦歴35年の私でも、最近になって、初めて煮たというめんどくさい魚料理。

でもイワシは青い魚の代表格ですし、ビタミンDが非常に多いと保健婦さんに聞きました。(妊婦講習でね。古いなあ)

 

 

でも生臭いし、ちょっとね、と思い続けて三十数年。梅干し入れたり、あれこれやって。でも、ただ、煮こぼせばよかっただけなのよ。

 

煮たイワシが、次の日になって残ってしまい、冷めたら、今度はフライパンで、油(オリーブ油でもオーケーよ)を少し入れて、こんがり焼きましょう。とても香ばしくて、おいしいので、

子供にも好評ですよ!

上の写真は、強火で煮すぎて、割れてしまいました。ヤベー。ゴメンゴメン。

f:id:dekochanya:20190411181148j:image

 

二重生活 2016年 岸 善幸 監督 : 門脇麦 菅田将輝 他

二重生活とは何ぞや。夫 (長谷川博き)

が、他の女と不倫する。

妻子があるにもかかわらず。

同棲している大学生のカップルが浮気してしまう。

 

門脇麦菅田将暉は一緒に暮らしているが、別々の事をしている。麦は哲学で、人間のことを知るためにある男の後を尾行して行く。その結果をまとめて、論文を書き、教授(リリーフランキー)に提出するつもりだ。修士論文だそうだ。心理学かい?

菅田は、ネットのデザインのような仕事である。かっこよかねー。

 

麦は男に深入りしすぎて、関係を持ってしまう。ろ 論文がこんなことに?

それを同棲相手の菅田に見られてしまう。男と2人でホテルから出てきたところを。

まずいねコレ。

 

それゆえに、菅田は、同棲を解消して、引っ越して出て行ってしまう。

要するに、麦はふられた。

 

これが、麦にとっては、大きな痛手であった!!

大都会に一人ぼっちだ。これほど、酷いことはのないだろう!

泣きながらも、論文を仕上げて、教授の家に行ってみたが、教授は、自殺してしまっていた!

あジャパー。

 

優しかったソフトな感じの男だった教授よ。麦さんよ、あんたが教授と結婚してあげれば良いのに!

 

彼は、母が亡くなるまえに、ある女優(西田尚美)に頼んで、嫁さんのふりをしてくれと契約していたのだ。

契約は履行され、女優は毎日お弁当まで作ってくれたのだった。

初めての、他の女の手作り弁当を食べたのだった。

結婚とはこのようなものか…。と擬似結婚をしみじみと味わう教授であった。

思えば、研究一筋に生きてきて、家庭の味わいなど何も知らず、なんとも、さみしすぎる人生であった。

 

女優との契約も切れて、女は、さっさと去っていった。

あっちからもこっちからも寂しさが一層強く迫って来て、教授は、人生に別れを告げた。

残念だが、やむを得ない死であったと思える。

 

麦は、菅田とも別れ、教授とも別れ、1人であった。

麦には昔好きだった人が、死んだという過去があった。麦も孤独であった。

 

気がつけば、季節は春になっていた。

気がつけば、何が二重なのかわからなかった。

朝ドラの時から、門脇麦の顔は、女優顔ではないと思った。いつも泣いているような。

顔が、口が、なんとも言えない表情に見えて、凝視できない女優の1人である。

 

教授の奥さん役になる西田尚美は、シャキシャキしすぎて、声に問題があったが、これは監督の不行き届きだと思う。監督は、耳もよくすましてほしい。最後まで気を抜かずに。

 

 

二重生活

二重生活