すんごいどもりの高一の女子生徒がいて、クラス恒例の自己紹介でどもりまくり、呆れられ、笑いの的になった。それ以来変人扱いされ、いつもひとりぼっちでポツンとしていた。
だが、ここまで重症であったら、ほぼ通常の高校に通学すること自体、無理っぽいと思える。
彼女は奇人変人、病気と言った名で認識されていた。
担任の先生は、放課後に説得する。「ゆっくりでよい、ゆっくりでいいんだよ、落ち着いて、深呼吸して皆と仲良くなれば、高校も楽しくなるよきっと」。はい余計なお世話。先生にに言われれば言われるほど口が動かなる志乃ちゃんであった。
だが、ひょんな事からクラスメイトのカヨの家に行って歌を歌うことになり、きれいな声で歌えたのであった。かよは驚いてギターを弾くから一緒にデュオ組んで文化祭で歌おうと言い出すのであった。晴天の霹靂であったが、かよのギターは一流の人が持っているような高価なものでありクラシカルな良い音色がしていた。文化祭の数日前にしのとかよは喧嘩をしてしまい文化祭当日にはシノは現れずかよひとりでギターを持って歌った。本当は綺麗な声の志乃は歌うことはなかった。
そこがなぜか良かったなあと思えた映画であった。