スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

美しいモクレンの花

木蓮は、大きくなりすぎると言って、うちでは嫌われ者の木であった。

しかし春になると赤く美しい花がどんどん咲き始めるので、子供の頃は、それで春がきたと知ることができる木であった。マグノリアともいう。

桜は、少し離れた公園とかに群れてあったので、それはそれで花見である。しかし春といえば、赤木蓮である。変わった形の花弁(洋梨の様な)が、少し気に食わなかったが、咲き続ける姿はとても逞しく、

重々しく、茜色の鱗粉の様なものが周りにばら撒かれている様な気さえした。

ある村にはとても大きな赤木蓮、白木蓮があるという。

そんなになったらどうするのか、見当もつかない。