いろいろ問題が山積みになる老後の人生、最期に詰んでくる不安定な時期である。
姑が、おひとり様になって天海の家に転がり込んでくるーというより、高額老人アパートの代金を払わされないようにする為、姑の草笛光子を引き取った天海である。
小姑とのバトルもあって、家族にも波乱がいっぱい。無職の娘の結婚,夫の失業と続き、自分のパートで食いつなぎながら、頑張る天海さん。老後の資金が2000万はあっという間に消えてゆくものであった。何が起こるかわからない老後の脆さ(もろさ)が、分かりやすく出て来るのでギョッとする。
草笛は、「生前葬」を行い、多くの知人が参列する。加藤のダンスがまあ冴えてた。
ナーンカぼんやり見てたけど、自分家の午後の蒸し暑さで茹ってきた。まあ、みんなよくやってたよ。
それぐらいかな。結局主役を大先輩の草笛に譲った天海であった。友情出演も多かったんじゃないの。草笛はなんか、コレはモンスター級だったね。草笛も天海も、宝塚出身よね。コレって東大出身ぐらいの価値あるものなのかもね。
草笛は芥川龍之介の息子と結婚した歴がある。うへー!でも懲りたのかね。そんな気がする。
若者顔負けの体の柔らかさで、勝負だ。この人の長い長い人生論、もっと聞きたかったし本が出てもウェルカムですね。