この人の本はいつもよく読んでいる。特に、般若心経とかについての解説から、生き方、人生の捉え方
体調を治す体操など、日々の生活の中に取り込めるものが多く、ありがたい。
コレは、新しい本だと思うが、定年を待たずに、リストラにあったり、都落ちのような転勤を申し渡されたりと、何かと問題が起きてくるのが、この定年前である。
反対に男性はプライドが高く、孤立しがちである。特に会社で地位が高かった人は要注意だ。
再就職は結構難問である。肩書きを捨ててかかると、パートやアルバイトでも案外それの方が良い場合もおおい。心身の健康バランスを考えて、社会への恩返しと考えよう。自分だけ、甘い汁を吸う事は不可能だ。何事もプラマイゼロが定石だとしろう。
起業はとても難関である。老後の資金も失ってしまうリスクが大きい。
コレで失敗している退職者は多い。飲食店を作ったり、趣味が高じてなんとやらである。
いつまでも元気に動けるわけではない。
社会の変動にもついて行けない時もあるだろう。
晴耕雨読も、いわゆるコレも夢である。農業はとても体力を使う。
また、男性も自立ということで、いつまでも妻に甘えて大きな子供のように生きていると、妻は肉体的に辛いものだ。自分でできる事は自分でやろう。
辛いときはぼんやりとするのもいい。そのとき心や脳はゆっくりと回復して行く。無理をせずに
著者の高田は、医者であり、ニューヨーク州立大で過ごした時期もあった。帰国後、疲れからか、うつ病を発症。
考え方を変えて行きそこからよみがえった。その経験から得たものが大きかった。現在も宗教的な観点から自分の人生を見つめている。