北村など若い俳優がどっさり出演する映画。北村はフリーターで、食い繋いでいたが、ある時突然タイムワープして10年過去の自分に入ってしまう。純情さの残るまだ高校生の北村に、東京卍会という
不良軍団から誘いがあった。ダチになろう。俺たちと一緒になってくれ。
それは、それぞれのチーム同士の抗争であり、激しい暴力や策略(悪巧み)で、のしあがってゆくという弱肉強食の世界であった。 身体能力が、半端ない彼らの闘いぶりは、血飛沫が飛びかう残酷なもので、生きて帰るのが奇跡に思えるのである。
だってあんなに殴られて、普通だったら死ぬだろうにと、いうものだ。
だが、映画は待ってくれない。そんなの無視してどんどん進む。瀕死のダチのトップは、北村らの懸命の手助けで病院で生き返った。若さゆえの考えや、生き方は、誰しも抗い難い運命と言っても良いだろう。
彼らの生き方を見ていると、なんと難しいものだろうと、不思議ちゃんで、感心ちゃんなのである。
マジで今の社会の縮図的な面もあるので。