to be or no to be,とは、自分の苦難に打ちあったった時、げに、つぶやいてしまう言葉である。
病気知らずだった人が、突然怖い病気になり、ヘルパーもなく、歩くこともままならず、戦場に残された兵士のように。ころがっている。
家族は、遠いところにすみ、ばらばらである。おっとも、つまも年取ってじぶんの医者がよいのみでせいいっぱい。
おおくのひとびとがくるしんでいる。私もその中の一人です。
あの頃歌った歌はわすれたよ。花の香りも無意味だし、車の唸りは、最も無意味。みんなどこに行くために、アクセル蒸していきがってるんだろう。
なんせわたしはひとりしかいないのか。もうひとりいたなら、おはなししてぐちでもはなしり、わらったりできたのに。