フレッド アステアという大ベテランのミュージカルスターを主役に据えて、妖精のものだった黄金の壺を巡って楽しいしトーリーになっている、というか 変わった取り合わせのエキゾチックな作りの映画は、何かとても童話めいていて、素敵な芸術性さえ感じられそうだ。
ストーリーは、どうでもいいでしょといったいい加減なものながら、出演者のキャラが光っていて、場面場面がなかなか美しい。
コッポラ監督のはじめての作品とあって、ギクシャクした感じも初々しい。
幸せを求めて旅をするお金持ちではない父と娘に、どんなことが待っているのか。
全体的に、平凡に流れすぎて、解釈に戸惑いもあったが、黒人問題も盛り込んで、最後はハッピーエンドに落ち着く。
アステアの軽快な演技と踊りは、天性のものの様で、好感が持てた。スレンダーな長い手足、少年の様な瞳は、彼の宝物だ。
相方の女性も歌声が艶々のマロン声である。look,look,look to the rainbow, follow it over the hill and stream. look look look to the rainbow follow the fellow who follows a dream !
こうなっては、あしながおじさんも見なくてわと。