スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

フィニアンの虹  1968年   フランシシス コッポラ監督

フレッド アステアという大ベテランのミュージカルスターを主役に据えて、妖精のものだった黄金の壺を巡って楽しいしトーリーになっている、というか 変わった取り合わせのエキゾチックな作りの映画は、何かとても童話めいていて、素敵な芸術性さえ感じられそうだ。

 

ストーリーは、どうでもいいでしょといったいい加減なものながら、出演者のキャラが光っていて、場面場面がなかなか美しい。

コッポラ監督のはじめての作品とあって、ギクシャクした感じも初々しい。

幸せを求めて旅をするお金持ちではない父と娘に、どんなことが待っているのか。

全体的に、平凡に流れすぎて、解釈に戸惑いもあったが、黒人問題も盛り込んで、最後はハッピーエンドに落ち着く。

アステアの軽快な演技と踊りは、天性のものの様で、好感が持てた。スレンダーな長い手足、少年の様な瞳は、彼の宝物だ。

相方の女性も歌声が艶々のマロン声である。look,look,look to the rainbow, follow it over the  hill and  stream.  look look look to the rainbow  follow  the fellow  who follows a dream !

こうなっては、あしながおじさんも見なくてわと。