スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

ザ  セル the cell ターセム・シン監督  2000年  ジェニファー・ロペス主演

広い砂漠の中のどこか遠く、ジェニファーは純白の衣装で黒馬に乗って出現。きっとこの人、アンジェリーナ・ジョリーだわねーと思ったら違っていた。

このストーリーは単純で、だが美しさに凝った残酷な話になっている。

衣装は、日本の石岡瑛子だがあの大きな布はどうやって作ってあるのかー悪魔のような男が纏う衣装がどれも凄すぎて驚嘆してしまうが、少し日常からかけ離れ過ぎている。

石岡は、アメリカに渡り、コッポラの地獄の黙示録のポスターーなど、デザインで活躍した。

 

気持ちの良い話ではないが、心に愛を持って患者にあたるジェニファーに感動もする。

ただ現実はもっと複雑で、意外性も多く、たくさんの人たちが困っているとおもう。

治療方法は、異次元的であり、患者の意識内に入り込むという危険なものであった。

人間的な信頼や、愛が問われる場所である。

相方のヴィンスボーンが、いい味を出している。他の共演者もそれぞれ素晴らしいところだ。

ジェニファーとヴィンスだと、まるで美女と野獣と言ったところだ。

ジェニファーは、初めは、この人誰だっけと、知らない女優さんだった。でもきっと美人さんで、有名な女優さんってことは分かった。あの当時はこのセルの様などこかに閉じ込められるパニック映画がやたら多かった様に思うがどうだろうか。

なんで、観てなかったんだろう。ま、田舎だったし、ビデオ屋さんとか一軒だけあったきりで。