シンゴジラは、宣伝が大きくて、結構な人数が見たといっていたのは、本当だったのだろうか。
何か警察物のような感じの映画で,犯人は何処にいるんだ、といった緊迫した空気でパトカーが何十台も、自衛隊の戦車が何十台も連なって出てくるのが見ものである。
レインボウブリッジを閉鎖せよ、のような雰囲気になってしまっている。
それが面白いと思う人もたくさんいる。
特撮は面白いし、これどうやって作ったんだろうと考えてしまうものが多かった。
突如として海の中から現れた怪獣ゴシラは、なんのために、現れたのか!?
ゴジラの外見は、やはり爬虫類のそれで、黒いトカゲのような形に、長い尻尾があり、ヤモリにも見える。
腹の側面は蛇腹に割れていて赤くモクモクと動き、気味が悪く、醜い畜生の姿を強く表している。
この醜い生物は、海に現れて、船を壊し、陸に上がって都心のビルなどをドシドシと壊して行く。
その間にも進化を続け、より大きくでかくなるばかりだった。
爆撃を受けると怒って、放射線を出すようになっていった。
政府は、国中の生物学者を呼んで、対策を考えたが、このような生物を、誰も見たことがなかったので
解決策は出てこない。
自衛隊の陸軍、空軍を要請して、なんとかゴジラを凹まそうと作戦を練っていった。
これらの過程が、まるで、実際の戦争が起こったらのリハーサルのように見えるのだった。
閣僚の動き、アメリカフランスなどとの連携救助要請、はやるアメリカ、自衛隊の無制限活用とか、いろいろ、問題がある中、放射線を受けて、総理大臣、閣僚は死んでしまう。
空白になった政府陣を埋めるため、あまり力のない平泉成が、総理として選ばれた。
最終的には、ゴジラ凍結作戦をあみだした。ヤシオリ作戦と言って、ヤマタノオロチ退治に因んだ、酒のことを言うらしい。
でっかいクレーン車で凍結剤をゴジラの口から注いで行くのだ。日本中の化学会社から大量の凍結剤を集めて集結させた。
全員、防護服を着て、放射能が当たらないようにしての出動であった。
指揮をとるのは、長谷川博己だ。この国民を守るために。
お相手の石原さとみは、アメリカ大使の役。変な英語を振りまくので、まいってしまう。
日本語のセリフも、変になまっていて聞こえづらかった。
ついにゴジラは凍結され、カチカチになって止まってしまった。
だがいつ生き返るかもわからない、という状態で止まったままなのであった。