スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

ゼロの真実 武井咲主演

真矢みき  佐々木蔵之介  他、いろんな人が結構出ていて、出演者は、まあバッチリだ。

武井咲が、冷たいクールな解剖医になって、的確な解剖で、事件を解決に導く。

周囲の俳優たちはオトボケの人とかが多い中、武井は、あくまでもクールで、顔色一つ変えずに、死んだ人々をズバズバと解剖して、やめられない。

なぜなら彼女には、秘密があって、死亡した本当の原因を探る訳があったのだ。

 

彼女の母親は、不詳の死をしたのであった。

そして、武井は、赤ん坊に時に、捨てられたのだった。孤児院で育てられ、大きくなって、医学を目指し、医者になったのだ。

母親もとても優秀な医学生であり、将来有望とされていた。だが、女として、男にゾッコンになり、妊娠し、武井を生んで、捨て去った。

その後10数年経って、母と子は再会を果たすために、待ち合わせるが、その日に、母は病院から身を投げて死んでしまう。事故、自殺、他殺といろいろ考えられた。

 

あまりのことに、武井はもう笑えなくなっていた。初めて会えるという日に、母親は死んでしまい、永遠にもう会えないのだった。

母親はなぜ死んだのか。不詳の死とはなんだったのかということにとらわれて、死体を見ると、つい、トコトン解剖してしまうのだった。

その原因を追求する熱意に周囲も驚き、誰もなにも言えないのだった。

 

最終章では、投身自殺だとわかり、武井は、自分は捨てられたのだと再び、理解する。

 

母は、なぜか淫乱な性を持ち、男に狂う女であったのだった。

それは悲しく、たまらない辛い真実であった。

だが、武井は気丈にもそれを受け入れる。

私ならいや、誰にとっても受け入れられないことだ。吐き気を催す狂気であるからだ。

 

こんなお話ってあるだろうか。たまに、そんなこともあるだろうが、毒母である事には違いない。

こんな話を作るテレビ局も、おかしなものだ。

武井の美しさに視聴率も上がったはずだ。

 

 

第1話

第1話

 
ゼロの真実~監察医・松本真央~ DVD-BOX

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アテネのタイモン 吉田鋼太郎絵の出演 出演 2018ねん

前半は、分かったが、後半は皆が早口で喋ることになり、本で読んで分かっていたが、いったい

シェイクスピアの演劇は、は、早口で喋ってばかりで、面白くもないものだ。

ゆっくり、本を読んだ方が、二倍以上面白いものに。

そもそも、シェイクスピアもそれを望んだのではないのか。あんな長い文句を舞台の上で喋るのは、無理というものだ。

シンプルに動き、アクセントを作れば、筋書きだってはっきりしようというものだ

なぜあんなに、しゃべくりまくるのか。だめジャン。

皆が白い衣装で、それはよかった思った。結構斬新であった。

主役の、吉田は、髪を金髪か茶髪にしたほうがよかったかも。まあ、自分の容姿に自信があったんでしょうね。でも舞台ではね、やはり、そのままでは映えません。

藤原も化粧を施して役に陰影を作ってもよかったと思った。

こんかいは哲学者役の藤原が、何か冴えなかった。哲学者なんて、いい役であったと思うが。

 

元老院の裁判で、重い罪になり、アテネを追い出されたタイモンは暗い森の奥深くに住んで、世界を呪い続けていた。

タイモンに最後までついて来たのは、誠実な執事だけであった。

「善良なタイモン様」という呼び方である。これがタイモンの本性でもあった。

善良な気持ちのみで、施せば、人と仲良くなれて、兄弟のように分け隔てんなくおつきあいができる。

施しは、いわゆる、タイモンの善良さと無知から出ているのだ。

だが、意地の悪い世間の恐ろしさを、知らず、子供のように純粋に人にも同じような善意を求めていたらしい。

彼は自分一人で、こんなに財を持っていては、皆に申し訳ないなんて思っていたのかもしれない。

タイモンの気持ちが分かる人間は少ないだろう。

まして大きな財を持っていながら、自分を統制して、しかも世間とも理性を失わずに折り合うなんていうことは、凡人にはできないだろう。大きな財を持ちながら、病気になるか、身を持ち崩すか、最後には破滅を呼び込む人は、多いと思われる。財に飲み込まれてしまうのだ。

リア王などとは違って、お金を主題にした現代的な物語を、書いたシェイクスピアは、やはりすごいんだ。

だから、難解な作品だと言って、茶化してはダメよね。

 

 

タイモンは、罪人となったが、タイモンのしたことは、そこまで許しがたいことであっただろうか。

タイモンは人を喜ばせたいがために、ワインの樽の栓を抜いてしまった。

ワイン蔵のワインは、小さな穴から、知らぬ間に、皆んな無くなってしまったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

がんばらない 生き方 : 池田清彦著 2009年

池田教授は、生物学で、それこそ昆虫を極めてきた人である。学生運動の際に大学に籍をおいていたため、大学にはあまり行けなかったそうだ。好きな虫のために、どこにでも出向いてきた。

 

これはほのぼのとしたエッセイである。何かほっとするとおもう。

この狭苦しい競争時代において、うちの子は、負けない、きっとエリートコースに乗って、いいとこの会社に入ってなどと、親が勝手に作り上げていく人生、子供は小さい時から英才教育だ。こんなんで、

小さな人間になって社会の荒波に乗っていけるものだろうか。やれバイリンガルにするだの、大学院に進むだの、専門知識を学ばせるだの、バカスカお金を儲けるだのと、すごいことになっている。息をつく暇もない社会。

以外と、突然事故に会うこともあり、自殺もあると、筆者は、言う。

 

 

皆が、定年まで引き上げて、仕事に向かって頑張るという国民的スローガンに、がんじがらめにされ、働かざる者的な見方が一方的すぎるようだ。

つまり、自分に見合ったことを淡々をやっていくだけではだめなのか?!

学歴がなければ、人生ゼロなんて、アリエルノカな?!

 

過去の人たちは、もっとおおらかに、身分相応に生きてきた。趣味の世界が広く、例えそれが直接社会の利益にならずとも、人を潤して来たのだ。

たとえば、電車のプラモデル作りが、めっちゃ上手くても、それがどのように社会に利益を上げていくのかははっきりとしない。だが、本人は楽しみ、なごみ、一生懸命である。それが、何かの役に立たぬわけがないではないか。ふと、目にした人が自殺をやめるかもしれない。からね。

 

また現代のネット時代では、何でもかんでも検索して行って結構な時間と手間暇がかかっている。

何かをしようにも、パスワードとか必要だし、イエス、ノーで、進めていくのも骨折りだ。

そこを見落とさないで欲しい。ネットで婚活していては、常に相手を探すばかりで、本当の出会までに多大な時間がかかっているのだ。これでは本末転倒よ。

 

教授は頭の良い人を沢山見て来た。彼らは、頭がよすぎて、だいたい孤独であり、淋しい人生観を持つという。また短命なことが多いそうだ。これも円満な幸せではない。

5年後は、10年後はと、自分で未来の計画などしてみても、そのとおりにはならないだろうよ。

だいたい、  今日、明日1日の計画だってままならないものだ。

 

大学でも、すごくモテモテの男の学生はすぐにわかるそうだ。だがこのモテ男とて、幸福ではないらしい。不都合なことが、いろいろあるのだろうか。

まして公認とか行って不倫している男女は堕ちて行くかも。

 

国の言っていることを鵜呑みにするな。これは私も賛成!

今回の本は、色々考えちゃったよ。まったく、ご苦労さんなことです。

 

などなど、だいたい、一般の人たちに安心感を与えるようなことが書いてあって、これは故意にそうなのかよく分からんが、まあ、人生の色んなことが入っている幕内的お弁当のようだ。 

 

 

いぬやしき 2018年 木梨憲武 佐藤健 他

漫画だった物語を、映画化したものだ。犬が出てくる物語ではなかった。まあ一匹出てきたがね。

いぬやしき」というのは、おっさんの名字であった。

サトウと木梨は、偶然に、体がサイボーグ化されたのだった。佐藤は、復讐のために、木梨は家族を守るために動くのだった

未知の力を持った2人は誰にも知られずに、暗躍してゆく。

佐藤はにんげんをたくさん殺していった。自分に逆らう者は一瞬にして殺してしまう。

一方、木梨は、家族からも見放された、気の毒なオヤジであり、バカにされていた。

この木梨さんって普段は、実業家にでも転身したのか、テレビでも全然見ないわね。

綺麗な女優さんと結婚して子供もいるし、生活どうなってるの?

小さいが、結構鍛えてる体だったし、よくわからないわね。

 

佐藤と戦って倒れそうになるが、ギリギリ頑張って、娘を助ける。

それを見た娘はお父さんを見直す。

また彼のおかげで、沢山人々が救われるたのだった。

そして最後の戦いで、サトウと激しくぶつかりあって戦う。とても激しい闘い。

 

不思議なことに、ヨレヨレのおじさんの木梨が、猛り狂うサトウを倒して勝つ。

サトウは驚いて、去って行く。

おじさんの愛は本物っぽかった。あくまでもぽかった。

 

何もかも終わって、平穏な日常が返ってきた。

おじさんは相変わらず妻からはバカにされたままであったが、娘だけは秘密を知っていた!

 

佐藤も、自分の家に帰ってきた。毒牙を抜かれた大蛇のような状態になっていた。

だが、多くの人間を殺してしまった彼。

 

だが、またふらっと窓から、フッと何処かへ飛んでいくのだった。

 

 

いぬやしき

いぬやしき