スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

野の百合  Lillies in The Field

シドニーポアチエ主役でキリスト教的ストーリーとなっている。野の百合とはご存じの様にイエス

ソロモンの栄華にも勝る美しさと説いた白い百合のことである。

ポアチエが、流れ者のホーマー スミス君になって、長い道を車でやってくる。水を乞うた所は、尼さん達が住んでいる田舎のど真ん中。街から遠く離れ、しかも彼女らは、遠い東ドイツから遥々と、アメリカに来たという。だから、英語は苦手であった。スミスという名前を聞いて、「シュッミット」とドイツ風に呼んで、力仕事を勝手に押し付けるシスター達であった。

一晩だけと決めて食事と寝る場所をもらうシュミット。ずっと気楽に暮らして来たのに、変な尼さんたちに取り仕切られて勝手の違ったシュミットさんであった。

神が使わした一人の男と言われて逃げれなくなった彼。とうとう教会をタダで作ることになってしまった。この辺りbrother sun sister moon の聖フランチェスコの話によく似ている。

シュミットの彼は黒人の貧しい家庭に育ち、才能がありながら、学校に行けなかった。そんな辛い過去を吹き飛ばす不思議なお招き。

お金は一文もない尼さんらはそんな事気にも留めずにきっと事は成されると、固く信じていた。

お金も何にもないのに神のおかげであると本気で信じる様子を見て、シュミット君は放っておくこともできなくなっていた。

その様子を知った町の人々が集まるようになり、不足のレンガも、町の業者が何故かトラックで運んでくれた。

なぜこの様にうまくいくのか、誰も言わないが、心の中では知っていた。ここで徳を積んでおけば、幸運にも、あの世で天国に行けるだろうと思う人々も多くいた。ところどころ笑える楽しい映画であった。鮮烈なシスター達の神への祈りと奉仕の生活は、いずれにしても

人々の心を動かしたのだった。

 

 



 

Honesty by Billy Joel

懐かしい歌だと、本人も言っている。彼は、stranger という大きなヒット曲で日本でも有名だよね。

Honestyでは、内容がちょっとマジな歌で、内容はあまり知らずにいたのだけど、Honesty  it's such a lonely word ,とあるのが心に刺さる。既にこの世では死語になった様な言葉、Honestyである。今では嘘ばかりがもてはやされてhonestyなど一笑にふされるだろうと。

 

彼は日本公演で神戸に留まっている時、阪神淡路大震災に遭っている。びっくり仰天してて、アメリカに帰ったそうだ。それ以来ビリーのことがなぜか心に残った。あ、コレ昔書いたかもです。最近同じことばっか繰り返してますね。

他の公演では、大御所ポールマッカートニーをわざわざ呼んで歌って貰ったのだが、ポールは図々しくも、ビリーのピアノを独り占めして自分のワンマンショーのようにふるまうのだった。人間お品性ってっばどこで出て来るかわかりませんよね。

彼をを呼んだのはしっぱいだったね。でもいい経験になっただろうーそう思うしかないし。

 

 

 

 

Super star by Carpenters

long ago and oh so far away  i fell in love with you before the second show,your guitar…。

こんなんで始まってゆくカーペンターズの懐かしい歌だ。初めて聴いたのは、やはりラジオであったので、歌の雰囲気にピッタリだった。高校の放課後誰かがラジオを持って来ていて、いやカセットテープだったのかもしれない。オタクっていたんですね。流してくれた歌。

あまりの不思議な歌声にうっとりしてフラッと廊下に出たのを覚えている。あれから50年も経っていた!私のして来たことと言ったら、本当に馬鹿な人生を自ら選び抜いて歩いていた。

あのカーペンターズのボーカル、カレンが恋の歌を歌っているのがピンとこない。今でも。

歌の内容は、ありきたりの追っかけグルーピーの恋心らしいものだが、カレンはグルーピーなどとは無縁ぽい雰囲気の歌手だ、よくも、こんな曲が歌えたと思って、なんかツラい。

元歌があって、コレは、威勢のいいパンクっぽい服に身を包んだ女性達が歌っていて彼女らこそグルーピーのように見えた。

YouTubeのコメントに、カレンの絹のような歌声!とあったが まさに That's  it!という感じだ。

 

 

NHK 渥美清にあいたい    山田洋次92才と黒柳徹子90才の対談

フーテンの寅さんこと渥美清と親交のあった黒柳徹子と、山田洋次が対談する番組。山田洋次が、意外にも元気そうで、安心した。この前の映画、「こんにちは母さん」では、吉永小百合主演で、クタクタの監督の姿があった。「母よ暮らせば」というのもあったらしい。二宮出演だ。原爆の話らしいで。

父と暮らせばのパクリかな?父と-はすばらしい映画でしたよ。最後のどんでん返しがすごすぎるのです。

監督は渥美清との色々な思い出やエピソードとても上手にかくしゃくと話しておったーそれをうける黒柳も上手い!の一言であったーこの二人の知的対談は見ていても聞いていてもスッキリしたお茶のように、濁りもなく変な味付けもなく、素晴らしいトークだったと思う。この二人だからできたであろうものだったと思うー出過ぎることなく、また欠損もなく、トークの運びはさすが黒柳であったし、山田洋次も頭の良い人だから話に変な無駄もなく、まあ、カットされたり編集はあったかもだが。

渥美清の人生については多くの人が語っていると思うので、はしょります。

どちらにしても、思い出話を喋るのは難しいことだなのに、うまくまとめられていた。

岡田真澄や、中村八大など錚々たるメンバーで、やっていたテレビ、でも渥美はよく待ち合わせに遅刻して若い黒柳ににおこられていたそうです。

最近また寅さんをやっていて、今日は吉永小百合のやつを見ましたーみんな若くて、監督も張り切ってやっているのが分かる運びとなっていた。

後半最後の頃に、渥美清の少年に宛てた音声テープの手紙が流された。子供の時から病弱であった 渥美は、手紙をくれた少年に、健康に気をつけて日々暮らすことを述べる。そして苦しい時は、もっともっと大変な人たちがいることに思いを馳せてほしいと言ったのだった。本人の体験からのアドバイスであっただろう。