スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

システム  クラッシャー  2019年  

I have no water ,I have no air , I have no friend I have no mother I have no father I have no aunts and I have no uncle.香水もない、教養もない、上品さもない、そんな人間さと言っている。愛情を剥取られた人間は

皆そうなるんだよと私は思う。そんな歌が続いていく。最後の歌であった。特に私には水がない。私には空気もない。この言葉が心に染みるのである。人は傷ついたときそのように感じるものである。水もあって空気もあるのだが、それを感じる気持ちがなくなってしまうのだ。あなたはそんな経験がありませんか?私はそんなことを思い出していました。9歳の1人の女の子、お母さんの愛を求めてさまよい激しく荒れ狂う嵐のような映画です。そして深い森に逃げていくのです。最後にはアフリカのケニアまで連れていかれると言うことを聞かされました。それはとても遠いのです。そんな事は許されるはずもありません。お母さんに会うこともないのですから、そんなことが許されるはずもない。家に居ることができず、施設をたらい回しにされる女の子、なぜでしょう。なぜ一人の人間として扱ってもらえないのでしょう。それでも生き生きと生きていくそんなところが救いでした。これはあるあるあったあったこんなこともあったよね。あるよねと言ったような映画でもあります。親に反抗する時、それは恐ろしい力が加わり、なぜここまで激怒するのか自分でもわからないのです。それは愛情の裏返しと言えば言えるのかもしれません。その恐ろしい嵐に引きずり込まれそうで、右往左往する慌てふためく大人たち、自分たちにも経験があるのではないんですか?彼女を救うにはどうすれば良いのですか?そんな疑問を投げかけてくる重苦しい映画でもあります。映画はドイツ語です。ベルリンで映画祭で大きく評価されました。

水色の高価なバッグを万引きする少女、これは出来心やいたずらではありませんでした。お母さんに会ったときにあげようと思って、真剣な気持ちからそうしたのです。それはほんとに泣ける話でした。

ただ、あまりにも激しすぎて、見る人は多分たじたじとしてしまうでしょう。