スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

白い巨塔  2019年  岡田准一主演 松山ケンイチ 寺尾聰 他  (山崎豊子原作)

国立大学病院ないで起こった医局での大きな綱渡りのような恐ろしい物語であった。この物語、白い巨塔は幾度も幾度も放映されてリメイクしてされているのである。けれども、このたび見たものは特別恐ろしい感じがした。なぜだろう。岡田准一が鬼き迫る顔をして、医者を演じ、そして死んでしまう。その努力の結果も虚しく、最後には病気に倒れて死を覚悟していく。その姿はは全く哀れで惨めなものであった。それが本当のことのように感じられて、恐ろしいのである。権威と金、そんなものに守られた要塞のような医学を、医学部の内部医局の内部、そこでの恐ろしい心理作戦人の足を引きながら、誰が打ち勝っていくかと言う教授戦を戦う。岡田准一の姿は財前五郎と言う1人の男が戦って、戦い終わるものではなかった。ごうごうと燃える欲望の火は、燃え尽きることもなく、今も燃えている。そんな感じがするのである。

と言うのも、人間は欲望に燃えて、何かを柔らかそうとするのであるが、それがとすると間違っていることがあるのである。欲望の伴った行為と言うのは、やはり後々恐ろしいことになる可能性が必ず含まれているていると知らねばならない。財前はそれがわかっていても、それでも教授になりたいと思った。それが彼の人生だった。しかし今日中になったときには、既に命が奪われるようなおそろしい病になっていた。

結婚もしたが、外に愛人もいた。困った時は苦しい時は愛人のもとで過ごした。そこで自分をさらけ出し慰めてもらうのだった。男はそんな場所でもないと生きていけないのかもしれない。今男女平等ということが叫ばれて長年になるが、やはり男の生きる世界は、とても狭く息苦しいものなのだ。そして気をつけるべきは、彼らに付き添う母親とか妻とか、恋人とかは彼を励ましたりして、ますます狭く苦しい穴の中と追い込んでいくのだ。そんなことで良いのだろうか。そのように激しく毒薬を求めるようなことを女性はしなくてはならないのか。イエス・キリストの母マリア様でさえも、結婚式の場でイエスにぶどう酒を増やすようにとこっそり言いつけたのである。女性であっても、やはり権威や金や、名誉の力には弱いということである。