スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

The substance 2025 年  デミムーア主演 マーガレットクワリー   コラリーファルジャー監督➖(英  仏合作)

サブスタンス、この言葉は「実体」と言うのがよくあっていると思う。

この映画は、女の急所を突いて心理を抉るような映画だ.美しくなりたいがための恐ろしい欲望に翻弄されてゆく。企みと、落とし穴、究極の地獄.恐ろしいまでの執念は、笑ってばかりではすまない現実感がある。皆この世界に生きている限り一皮剥けばそんな世界と隣り合わせであることを知るべきである.これは冗談では済まされないような真実味の圧力がある。 人の欲望が肉体も心も食い尽くすという事実を冷酷に見据えた映画。。番組を降板されて、ヤケクソになったエリザベスの車の事故で運ばれた病院は何やら見たことのないデザインの建物だった.印象深いなあ.ここで若返りの薬を手にれる道筋がつくのだった。誰のデザインか!と知りたいワン。

主演している女優たちはどれも美しく息を呑むほど整っていてチャーミングだ。ソレがほぼ無意味であることを我々に問いかけてもくる。

中年のデミムーアはソレなりにうつくしい.落ち着いており経験を経て今生きている感がすばらしい。元もと、エリザベスが若返りをのぞみ思いついた事から始まったのだ。

人気も名誉も大金も全てを手にしても、老いというものには逆らえず、番組降板の憂き目にあう。復讐と欲望が蠢き、若さを再び取り戻そうと願い祈ったのだ。彼女の欲望は少し桁外れだったのか、いや欲望なんてどれも同じだよ。人生を狂わせる横暴な欲望……。

1週間ごとに体が入れ替わる規則も、若い女は段々守れなくなる.だがこれは実は1人の人間の中で起こっていることなので、一方を無視すればもう一方も成り立たないコインの裏表のようなバランスの中で2人が生きている。この水のように張り詰めた緊張はとても危うくてすぐにでも壊れるであろうことを予告している。恐ろしい思いで見ていたが半分はラグジャリーな娯楽映画、半分は心理的、物質的ホラーとして成り立っている。  substance とは実態とか物質とか 中身とか、重要性とか色々な意味を含む単語らしいが、どれを当てはめればいいのやらい、さっぱり分からない。