待ちに待ったジョーカーの続編である。と言ってもお高くて観なかっただけなんだが。しかし握り拳をして見入っていた。きっとジョーカーはまたしてもとんでもないことをして世を驚かすだろうことは分かっていたが、ガガの演ずるリーという女は奇しくも獄中のジョーカーに擦り寄り肉体関係にまで持ち込んで行く。こんなことができるのはまず現実不可能なので、行きすぎた演出であった。 必死でみていた理由は勿論この映画に期待するところが大であったからだが、見始めたのが夕食前で時間がくればイケスカヌ夫がご飯を食べにキッチンにやってくるので少し焦りながらみてしまったという反省もある.おかずは買い合わせの焼き魚とジャガイモ甘辛煮と手作りの漬物と、エノキと春菊の卵とじにした。別に献立を披露する必要もないことだが.日常は煩雑でいやらしい事ばかりが続くものだ.確かにゴッサムシティなどという歪な街ではいかにも夢とか山作りとかという歌にもあった様なことを持っていないと辛すぎて生きてゆけない街なのだ。
二人で歌う歌の選択がよろしかったな。ちょっと昔でなつかしいヒット曲です。that's entertainment もまだまだ使えるのだ.歌は時間を経ながらも生きているんだなあ。歌手のガガは歌も上手くまた衣装もぴったりと似合っていた.ジョーカーの歌も上手であったし、踊りも良かったと思う。こういうのは皆ジョーカーの妄想らしいがもうどうだっていい。裁判所の外にいる民衆はこの心理戦の様な裁判に興味津々で野次馬が山の様に集まっていた.ジョーカーに賛同する者たちが多くいたのである。
裁判の最中にジョーカーと謎の女性リーとが手に手を取って歌い始める。マイケルボルトンの いや、元々はビージーズだというが。「to love somebody」の名曲を歌ったのは良かった。ただ個人的に期待が大きすぎて「ほんの少しのホツレも許されてはならない」という緊張のシーンでもあり、チョットびくびくもので見るのも恐々といったことになった。コレだったら、いつも失敗ばかりの夫の方が結局は安心して見ていられるじゃあないのと思ってしまった。夫の失敗は、ほぼ普通では考えられない方向に行くのでとてもシュールであるので、れいせいになれずにいつも金切り声を上げざるを得ない。全体的にジョーカーこと、ホワキンフェニックスのかっこよさは飛び抜けていることを再認識したのであるが、彼はいつもトレンドを外さずに演じられる役者なのがすごい。歌にしても踊りにしても体のスレンダーさや雰囲気がいいので観ていると楽しい。とは言え生身の人間なのでいつ何があるかわからないという一面もありだ。アニメの主人公ではないからね。
逃亡シーンとか色々獄にあってあの様に元気で気合いが入るってあり得ない。普通だったら体がガタガタになっていてもおかしくないのに、ジョーカーはいつも元気。でも獄はテーマパークじゃあないからね。楽しげに恋に焦がれて歌ったり踊ったりしている場合じゃない。夢の中に生きる彼には一瞬でもよい思い出に浸って生きていたいのだった。リーとの事を考え、リーは僕のことが好きで僕だって彼女のことを愛している.リーがアップタウンに住んでいるお金持ちの医者の娘であることをジョーカーは知らなかった。更には大学院の専攻は精神医学だというから呆れて口も塞がらない。しかしジョーカーは男らしく耐えたのだった。
レディーガガは役徳で、憧れのホワキンフェニックスと間近に接することができて羨ましいと、皆思っている筈である.彼はきっと自然体で演技をしているように見えるので、たとえ演技であっても!観客の我々は、ひょっとしたらジョーカーに騙されていたのかもしれないと、誰かの感想で気付いて、そんなふうに見る人もいることに驚いた。二度見しても、歌などを観て聴いて十分に楽しめるし、極上のワインを飲んだ気分と形容できる。まあガガのせいではないだろうが、精神心理学の面での表現の限界だわさ。現実と妄想という深い対局に食い込むことが出来ずに終わっている。しかしまあ、そんな事は関係ないか。
![ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ ブルーレイ&DVDセット (2枚組) [Blu-ray] ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ ブルーレイ&DVDセット (2枚組) [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/517BGxjfjAL._SL500_.jpg)
