フロリダ開拓の地で、親子3人たべていくのはたいへんだった。悪天候のために、とうもろこしの収穫がしゅくなくなったり、野生動物が多く、畑も容易に荒らされるから、年中用心が必要だった。
小鹿を飼うことになった少年ジュディは、とても子鹿を可愛がるが、成長は早く、自分たちの畑を荒らして回った。近隣にも迷惑がかかるだろう。
これ以上の被害は、貧しい開拓民には限界であった。
子鹿を殺す、この結論一択となった。でもジョディは殺せなかったーしかしまた舞い戻った子鹿を父親が
銃殺、それが生きる現実の掟であったのだ。
少年は家出して、三日三晩彷徨い、死にそうなところを、汽船の船長に救われる。
家に戻った少年は、父に会い、泣き崩れる母に会い、成長をしてゆくのだった。
こんな青白い父親って大丈夫?惜しいことに、グレゴリーペックはにやけた男だった。
母親役は、なんというかめっちゃ上手くて渋い演技。のちにレーガン大統領のはじめの妻となる。