このかたは、北海道の寒い地方の動物、キタキツネや、白鳥や、しまふくろう、などを題材にした版画絵本を作っている人です。80歳を出たので、もう、仕事はお終いにして、自分の時間と向き合っておられるようです。
版画を彫るのは、難しそうです。でもダイナミックなものが作成出来るので、おもしろいのかもしれません。これは、手島の製作現場を追ったNHKbsの番組です。
大白鳥の家族の話でした。とても感動したので、つい書きました。
病気の子がいて、渡り鳥の家族から置いてきぼりになります。悲しい泣き声が、聞こえていたのですが、次の日に、両親が、子供の元に帰ってきます。心配になったのでしょうね。
そしてその夜、見守られて、子供は死んでしまう。もうコレだけで、涙ものです。
野生の動物には病院などないのです。氷の張ったような青い空に白鳥の子供は神様に召されて飛んでゆきました。終わり。
版画家と言うのは少ないのでしょうか。
必死に木を彫ることは、楽しいといっておられました。北海道では動物も人間も、厳しい冬を乗り越えて生きると言うのは至難の技であるだろう。
ふとゴッホのことを思い出してしまった。なぜだろう。
ゴッホはなくなった後も永らく認められませんでした。オランダの大金持ちの女性が、ゴッホの評判を聴き、彼の絵を集めるようになりました。まだ全く無名の画家でしたが、時々、ゴッホについてすごい!と批評している人が数人いたわけです。そのコレクションのおかげで、ゴッホの天才性が、認められたそうです。
スッポコは、ゴッホのどこが凄いのか殆ど全くわかりませんが、死後に来た栄光でも、報われたかもと、ホッとしているのです。