今日は秋の良い天気 道の途中で、桜の枯れ枝を拾ってポキポキ折って、杖にした。
ぽっくりぽっくり歩く散歩、桜の枯れ木は何と持っても気持ちが良いものだろう。ソフトで、良い香り、体に響かない柔らかさが気に入ったので、持ち帰った。
60年前、大きな桜の木が沢山あった小学校に通った思い出の場所だ。
今はなぜだか、すっかり変わってしまい、過去の懐かしさに寄りかかる人もいないのだ。
悔しいが、変わってしまった母校、全て、木で作られたこういった建物は、どこでも、倒壊の恐れとやらで、破壊され、別のものになってしまう。何か恐ろしいお化けが付き纏っている様にすら思える。
素っ気なく、冷たい廃墟となって魂も抜かれてしまう。ただ心の中にだけ存在する桜吹雪の校庭がある。
長い渡り廊下、大きすぎる偉大な階段、踊り場が付いていて、習字などが展覧してあった。まるで自分のうちのように遊ぶ上級生が怖かった。
旭山の花色はとっても綺麗。