以前の、帰ってきたヒットラーに同じストーリー仕立てだ。コメディなので、ムッソリーニに怒りの感情はおきにくい。元々、ムッソリーニが、どんな事をしたのかもよく知らずに見たので、都合が悪い。
ファシスト党一党独裁を打ち立てた彼は、イタリアのためと言って、自分に都合の良いことをやってしまったのか、よくヒットラーなどと比較されている。
そんな彼が、現代のイタリアに、自分の意思とは別に、現れてしまう。誰もが、そっくりさんの芸人だと思ってしまう。本人は疲れて、自分の家に帰ってみると、建物は観光用にきちんと掃除され、鍵は、昔の場所にそのまま置いてあり、こっそり入って、自分ののベッドに寝てしまう。
何度もテレビに出て、色んなバラエティで人気が出る。
一体彼は、元の時代に帰ることができたのだろうか。
ムッソリーニ1883ー1945年で、1945年に、戦争が終わると、突然に、パルチザンに、殺されてしまう。あっけない62歳であった。