真理子という名の女は、庭師であり、気持ちのままに庭を造っていく。まあ、イングリッシュガーデンぽい。
髪は緑、服も緑、帽子も、マフラーも、全身みんな緑でコーディネートする。
実はワテも、緑とか黄色でコーディネートしてえ。白もいいな!
彼女は山形弁丸出しで、おもしろい。ワテにも山形弁が移ってしまった。
大きなガーデンコンテストで、優勝‼️ この快挙にみんなビックリ。実はこの女性は、中学の頃から登校拒否で引きこもりっぽい生活を送ってきた人だった。
「人に見せようと思って作った庭ではない」そう審査員は言った。「見せようと思うなら、もっとカラフルな花とか入れますからねえ。」
「自分の家の庭が、コンテストに来ちゃった、のような自然の庭が、素晴らしい」のだと。
世話のかからない庭作り、宿根草とかが中心になる。緑の物が中心になる。
心の癒しにと訪れる人々がいる。ありきたりの凸凹の土、そんな土が感動のアイテムになることさえあるだろう。
そこで、生活を営んでいるという事を、大切にしたいんだと。これは、いい線いってるかも。
ダサくないようにしたいと。フーン。
自分で独学で勉強したんだろう。造園は奥が深く難しそうだ。失敗もあるからな。
手伝ってくれる庭師の仲間もいる。真理子の熱心さには、恐れ入るらしい。
日本のターシャ・テューダみたいだっちゃ。
以後、写真集なども出るんじゃろうな。