偶然手に取ったその日、池内という著者を知った。年寄りの本を書いた人。
この人が昨日死んでいたとは!
だが、もっと驚いたことに、自分で、77歳にはもう死んでいるんで、と紹介していたことだ。
ところが、享年78歳、それで、やっぱ死ぬのやめて、3年延長しようと思った途端の事でした。
にんげんわからんものです。
寿命を自分で決めるなんて、なんか、トンデモなことに違いない。何故と言いたい。
なぜこの人は死ぬ年齢が分かったのかな。
本当はこの人すごい人で、ドイツ文学の第一人者、カフカ全集からゲーテに至るまで、訳してる人でした。
特徴、老人は、群れたがるとか。ーしょせん年寄りの集まりに、おかしな力を入れている勘違いとかっていってるよ。
本当にその通りだよ。皆、半分ボケてるのに、群がってもボケの集団。これはわての考えだが、要するに、気骨のある正義感のある人は一人もいない。
こんな人たちの集まりなんですよ。パワハラ、モラハラの洞窟でしかありません。
自分の姿が年とともに変化してくることは、否めない。シュリンクしてくる体。出てくるお腹、
これはどうやって折り合いをつけるべきか、個人個人が適当にあわせていくしかないだろう。
旅行に出る時は、こうこう、こんな風がいいだろうと、教えてくださる。
旅のこと、家庭のこと、病気のこと、いろいろ書いてあるが、まあ普通のことだし常識の範囲に含まれるモデラート。
ただ、あまり説教くさくないところがいいのかなと思った。
次は、「ゲーテさんこんばんわ」行きますので。
これがモデラートであったら、許しませんよ、池内殿。