余命3年の高校生のさくらという女の子。まあ、この手のストーリーかと思ったが、本当にそういう物語であった。
流行りのイケメン、北村拓海がサクラと仲良しになり、クラスの誰も知らない秘密を知ってしまう。
さくらは膵臓の病気で、もう治らずあと三年の命。なのに、ケロケロしていて明るくて、つきあい出した拓海も、実感がわかない。死ぬまでに、こんなことをしておきたいと言う彼女。
しかし二人は、友達のままで進んで行く。一泊旅行も他のバカンスでも、二人は、友人同士でしかなかった。
なので、全てが盛り上がらないわけ。医者も、学校の先生も、両親も誰も出てこない簡素な作りである。
病気のはずの彼女も、全く苦しむ様子もなく、馬鹿みたいにはしゃいでいるだけで、
本当にそれだけであるから、まともに見るには、100年早い?
しかも彼女は、痩せた女で,それだけで、事実的に病気であろう。
、出演者に厚みがなくて、ベニア板が喋っているような演技だったので、コレは驚きだった。
大人になって、教師になった拓海は、今度は小栗旬に変わっていた。
全く突進しない、元気のない小栗旬である。
お通夜のような小栗旬。
実際主人公の痩せた女の子は死ぬんで、お通夜であるのは正しいのだろう。
盛り上がらない、教訓もない、生きることの意味もない。
ナイナイ尽くしの、味気ない病人食ということだ。
この映画で、泣いたとか、良かったとか言ってる人、どこに目がついてるんだかね。
自分が本当にこんな病気になっているなら、この映画に、何気に共感できるのかもね。