今話題のクイーンの特集で、秘蔵映像などを盛った番組である。
ずっと見ていたが、やはりフレディーマーキュリーの本質というか、全体像にしても、つかみきれない。
理解できない人間の一人である。
あの落ち着かない激しい動き、ランニングシャツのような舞台衣装。建設業従事者をきどっているのか。
肉体派をプッシュし続けている。
観客の前で、観客の心をつかんで楽しませ、盛り上げるのが自分自身の役割だと、はっきり言い切っている。
彼はまさに、その役目を務め上げてきたわけだ。
現在を楽しむというのが彼の生き方であり、瞬間瞬間にイキイキとうごめく演出をするパーフォーマンスは、観客を鼓舞するらしい。
愛人と一緒のショットもある。大ぴらに抱擁し、キスしたりの映像が、堂々と残っている。
中年の男。心が許せる恋人だと言っている。フーム!
敗退的生活は、悪魔のようなマネージャーが持ってきたコカインと、男娼などで彩られた。
確かに歌はうまいよ。きている服も、個性的だしね。どう評価していいのかわからないけど。
「グレートプリテンダー」という歌を作って歌った結局、シャイすぎた彼は本来は繊細な男で、激しい気性の男の仮面を被ったプリテンダーであった、という結論が出る。
これはあくまでもフレディーの内面の問題であった。
モンセラート カバリエというスペインのオペラ歌手、彼女に近づいて、二人で、「バルセロナ」という曲を作ったのだった。オリンピックもあって、これは成功したらしい。
以前からオペラやクラシック音楽に心が動いていた彼であったので、良い曲ができた。
オペラでの彼の衣装は、特別なもので、肉体のあらゆる線がくっきりと見えるエロいものだった。
これも観客やファンのためのものだったのだろう。
彼は死に、また伝説として蘇った。
彼の曲はが時々、テレビなどに流れるが、やはり懐かしさもあり、また新鮮だと感じる。
これは皆さんがそうではあるまいか。
放蕩的、頽廃の香り、そんな彼の生活にも終わりが近寄っていた。
エイズの診断が出て、それからも精力的に活動していた。
彼の陣s理にはやはりクイーンしか無かったのだろう。