スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

チキンラーメンの女房 あんどうまさこ

安藤仁子ことあんどうまさこは、チキンラーメンの生みの親、安藤百福(ももふく)    の妻であった。

大変な波乱万丈の結婚生活において、まさに夫を支えて立っていた。

 

家庭内のこと、そして、夫の仕事のこと、いろいろありすぎた。

チキンラーメンも、発明後はまがい物が360件以上も出て来たので、会社はそれの対処にも大わらわであった。

小さい時から何度か貧乏のために、引っ越しもして、女学校も、勤労しながら家の食いぶちを稼ぎ、何年もかかって卒業している。なかなかの家柄の子孫でもあったが、お金の苦労がついて回った。

だが、明るく丁寧な人間性を買われて良い職にも恵まれた。

 

本当は、いろいろなことがあったのだが明るく、前向きに生きようとした。

そんな人であった。

 

 今となっては、何が幸いしたのか、検討もつかないが、破産して悪口を言われているお父さんでさえも、まさこの味方に動いたといえばその通りであったろう。

 

最終的にはまさこは信仰に頼った。観音様を手厚く信仰し、心の拠り所とした。

趣味もたくさんあった。

多分彼女の周りには、色々な人々が行き交って関わりを持ったことだろう。温かみのある彼女の人徳であろう。

 

信仰で、心に栄養を送ることは孤独な修業でもある。夫を立てて、自分は家庭を守る、

古いことのようだが、それができたのは幸せなことでもあろう。

有り余る自由時間?の中で、自分を高めることは人間として当然の責任と思う。

 

また、彼女の立場であれば、信仰も当然の事であると思える。

時々ごたごたする家庭の出来事もあり、

騙し合いのような企業戦略に巻き込まれる中、何を信じて進めば良いであろうか。

 

まさこという女傑から見習うべきもは、本当のことを言えば、まだまだありそうだ。

 

 

チキンラーメンの女房 実録 安藤仁子 (単行本)

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