ガンで余命ゼロ を書いたのは、フレンチシェフのある男だ。ある日、腰に激痛が走り、病院でステージ4の前立腺がんをつげられた。サイレントがんで、気がつくと進行しているのが怖い。
思えば暴飲暴食、きつい仕事の頑張り、そういう生活がコツコツとがん細胞を増殖させていたのかもしれない、と振り返る。
病院の進める治療は、抗ガン剤と放射線であり、それでも、ガンは消滅しないという事を知るのだった。
自分はシェフとして生きてきたのだから、それなりの食事でガンを治そうと思い立つ。
それ以後強い思いで食品の選択、良し悪しなど自分で研究していった。
油はオリーブオイルを使う。エクストラバージンオイルが、よろしい。
玄米から作る米油も抗酸化力が強いのでオススメである。
体を冷やす食品は避ける。南洋のもの、夏のものは冷やす食品である。
南洋のフルーツをガブ食べしている人たちがいると思われるが、そこそこにしておくべきだ。
砂糖は敵、テン菜糖を、どうぞ。
などなど、いろいろ研究成果を発表している。
ワテは大抵知っていたがね。軽い炒め物やソテーなら、断然オリーブオイルですよね。
風味が良くて、美味しいし。
まあ、この人はこの人なりに、今までの失敗を改めて、生き治そうという姿勢がみえる。
大きな転機がない限り、習慣は変え難く、病魔は電光石火である。
世の人が少しでも自分の食べている食品のことをかえりみてほしいという気持ちは、ワテも、著者もほぼ同じであろう。
ワテは若杉ばあちゃんの意見に同感でや学者が良いという食品でも、自分の口に入れたときの感触などで、食べないものもある。例えば ブロッコリーはわざわざ買わない。
。ヨーグルトも無理ですね。若杉の本もよく読んでおいてよかったとおもっている。
全て実践できるはずもないが、知識として知っていればそれだけでも役に立つこともある。
この上尾の本は、オリーブオイルの銘柄品名作っている会社などまで詳しく書いてあって、シェフらしく厳選されたものだ。