いくら作られた、合成されたスターだとは分かっていてもヘンリーフォンダの西部劇はカッコいい。
ワーロックという西部の街にやってきた保安官のヘンリーは、話街を荒らす悪い牧童たちに立ち向かう。牧童らは集団でやってきて、撃つ、盗むのしたい放題であった。
ヘンリーは、友人のアンソニークインとともに町に来たのだが、アンソニーは実は腹黒い男で、ヘンリーを騙す。
ヘンリーの馬の乗り方が、美しく上手である。感心して見ていると、綺麗な女が二人も出てくる。
金髪の女は夫婦気取りでヘンリーに食事を作る。
髪の黒っぽ女は、特に美しくアクもある。これは牧童の一人と恋に落ちて、これまたうまい飯を作る。
この女は美しい身なりをしているが、わてが4歳の時に、こんな胸の尖ったファッションがあったとは驚きだ。マドンナもビックリだわ。
ヘンリーは、牧童が改心して保安官になったのを見届けて、この町を去って行く。女とは別れる。
何かけたずれの自信があっての演技だ。成功者、お金持ちで前途洋々、そんな自信に満ちたヘンリーの態度に、我々も自分を重ねてうっとりとするのだ。
ただヘンリーの実際の家庭は地獄のようだったのだろうが。