結構信頼の置ける本だと思い、紹介する。これはだいたいほとんど解決法の見つからない症状というべきものだ。
どんどん痩せて行く我が子を見守る親はどういう親たちであろうか?
まさか普通の人ではあるまいと思う。何かよくない癖があるのだ。
わて自身がそうである様に、他の母親もやはりクレージーなのであろう。
いろいろな実際のケースを載せているのでわかりやすい。
学生時に症状が出るもの、就職後に症状が出るもの、結婚している5〇代の主婦にも症状が出る。
ということは50になってもまだ未熟で、若者の様な感覚があり、ぴったりした洋服などを着たがるらしい。
こうなるとなかなか不思議なものだ。人間はいつまでたっても煩悩に翻弄されるのだね。
だが命に関わる病気でもあるから、急を要する場合もある。
だがギャアギャア騒いでも無駄である。
病気の人はほぼ無自覚の様に見える。いくら脅かしてもムダ。
だが心の奥底からの親に対する命を張った挑戦であろう
親に変わってほしいと願う子供らの声であるからもはや変わって行くという前提で、子供も治って行くというものらしい。
親はいちいち患者のことを取り上げるのではなく、一応は彼らに任せて生活させる。
その中で、親たちは、自分たちの姿を顧みて、変わって行こうとしなければならない。
その二重奏が功を奏してゆくのである 。
どちらにしても、親の方がよっぽど変だという場合も多いと思う。
彼らは、だいたいが完璧主義の人が多く、何でもかんでも、「すべきすべき」で、かんがえてしまうのである。勉強すべき、学校へ行くべき、働くべき、等々。
自分が本当は何がしたいのかという部分は空白であり、満たされていないことが多い。
それを少しずつ満たしてゆくと、彼ら本来の、美しい色が現れてくるのであろう。
彼らの心は満たされて、懸命に夢を追ってゆくことになるが、そんな時にはすでに、病気は治っているのである。