どちらもヒッチコックミステリーで、告発するの方が、ストーリーはわかりやすい。
かっっこいいい牧師さんが、犯人として追い詰められて、でもヒッチコック作品はだいたいハッピーエンドだから、雪の日の暇つぶしにはもってこいであった。牧師はあくまでも最後まで自分は牧師だと言って秘密を守り、かっこつけていた。追い詰めた犯人を生け捕りにできるものを、余計なお節介を焼いて、犯人は警察に打たれて死んでしまう。
これは牧師がバカだったからにしかみえない。
見知らぬでは、変な怖いおじさんブルーノが出て来て、こいつは親も精神病院で治療させなくては思っている危険な30代の男である。
スポーツマンで、代議士の秘書をしている若いイケメンに、交換殺人を申し込み、かってに、イケメンの奥さんを殺してしまう。
顔の表情がいかにも変で、印象的だ。イケメンに嫌疑が掛かり、警察に付きまとわれるが、結局は最後に、真犯人ブルーノがお縄になる。
遊園地のメリーゴランドで、犯人とイケメンが争うのだが、機械が外れて、ものすごい超スピードで、回り始める。フィギュアスケート選手の様にぐるぐるとすごいスピードで止まらない。
とうとう一人の年取ったお口モグモグの爺さん技師がゴーランドの下に潜り、地面を這って中央のブレーキまで辿り着く。
わてはこのじいさんが本当の主人公かつヒーローはないかと、監督に聞きたかった。
じいさんは技師らしく機械油のたっぷり染み込んだ布をしっかりと握っていた。
警察も本物ぽっかたし、だいたい良いのだが、後の作品にはかなわないとおもった。