医学博士の新宮先生が繰り出す夢のはなし。
エディプスコンプレックスのところで、ハムレットを例にとっていて少し難しくて読み込みができていないが、頭の良い人なら、スイスイぐらいの程度かと思う。
胡麻豆腐の中に重大な機密情報が入っていて、それを隠そうと四苦八苦する娘の話が初めに載っていて、なんじゃこれは?と読みすすむとと、ごま豆腐を結局靴の中に隠そうと思いついた娘。なんじゃこりゃということで、おもしろそうだった。
父に代わって王様になったエディプス、自分の母と結婚し子供もできる。また父に代わるはずであったハムレットは、その役を叔父に、早々とやられてしまう。叔父は母を妻にする。これは実は、ハムレットが望んでいたことではないのか。そして悲劇へと進んで行く。
水の出てくる夢が説明されるが、水というのは、性の関係だそうで、男女の関係とか、子供を産むとかそういうことと関係したものである。桃太郎しかり、一寸法師も、川を漕いで進んで行く。
木の家、木の椅子などいろいろ木や木製品は、女性の身体をあらわすと。
坂道を登る夢もやはり性的な意味であると。
橋をわたるのも、性とのことであると
数字であれば、3がそうである。3人の人が出てくる夢である。
こういう事はほとんど、フロイトが研究した事であり、やはりフロイトが凄いということになる。
死んだ妻を求めて黄泉の国に行く神話は、世界各地にあり、人間の意識の原型的なものである。
夢うつつ(現) という言葉があるように、夢と現実の境界はどこにあるのか。
目が覚めたとき、夢だったと簡単に区別をつける我々の意識の中で、どのような操作が行われているのか。
先生の話は、多分素人向けに書かれているのだろうが、スッポコにはなんか難しくてきちんと説明ができないのである。