第2話は、やはり悲しいものだった。ジョージはもうすぐあの世へ召されるのだから。
題名のマテリアルワールドというのは、この物質社会という皮肉が含まれており、見えない魂の世界を追い求めたジョージとは反対の意味である。又は、俗世と言うべきか。
something を作ったり、なつかしいけどちょっと難しい歌詞ですなあ。傑作なメロディーもよし。here,comes the sun などつくった。クラプトンらとmy sweet lord も作った。しかしクラプトンはジョージの妻と不倫して、前妻はクラプトンのものになった。
そうして、やはりインドの シタール演奏家で瞑想家の男と付き合い、自ら瞑想をこころざしたのである。彼は、ビートルズという大きな派手な乗り物に乗ってしまった場違いな人と言った感もあり、瞑想でなんとかバランスをとっていたのかもしれない。まあ、彼の心はいろんなものが入ってしまうビッグボックスであったようだ。インドの宗教を求めながら、my lord なんて歌っているのだから。
好事魔多しで、調子よく活動していた折に 癌が見つかり、ショックを受ける。ただし周囲の人のショックを気遣う風だったとか。彼はきっと瞑想によって乗り越えようとしたに違いない。
その後すぐに、自宅に侵入者が入り、何箇所も刺され、彼は強く死を意識したのだった。
過去にジョンレノンが殺された(1980年)こともきっと思い出しただろう。
ガンはどんどん進行し、リンゴスター と合ったのが最後になった。(2001年享年58歳)
レノンはあの世で「ジョージ、お前も来たのか、長い間、俺は寂しかったよ」と言ったかも。
もともと彼の顔というか表情はいかにも変わっていた。4人のメンバーの中で一番のポーカーフェイスである。何を考えているか、読みにくい人だと思う。スッポコは彼の表情から、何も読めない。つまり色気を感じないタイプの男である。そんなことはもちろん冗談だが、スターとして胸を張れない、そんなシャイな人でもあった。
彼の曲はいろいろあるが、something とか ,wheat is life,が、私は好きである。ポップさが良い。
彼の詩はちょっと意味合いがややこしいという特徴がある。
友人は数多く、ボブディランもその1人、声をかければ、いろいろな友人が駆けつけて来るという具合だった。
彼の2番目の妻は、健気な感じの女で、かなり好感度である。健全さがうける。
スコセッシ監督は難しい主題を良くまとめたと拍手を送るスッポコである。
さて、それでは、ジョージハリソンよ、さらば。そして心の平安を。

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