フィールドオブドリームス field of dreams 1989年ケビンコスナー主演

コスナー主演の映画は、だいたいおもしろい。ダイナミックで、力強いことをモットーとしているらしい。

これは突拍子も無いお話である。ある片田舎の農場で、たくさんのコーン🌽が植えてある所だ。

ケビン(キンレイ)は、そこで変な声を聞く。幻のようで、つまり幻聴のようなものなので誰も信じてはくれなかった。「造れよ、すれば彼は来る。」というような意味のささやきが幾度も聞こえるキンレイ。

とうとう意を決して、コーン畑を伐採してしまう。広い球場が出来た。

だが、農場の今年の収穫高はゼロである。妻は。文句も言わず彼の直感を信じた。

周囲の農場主たちが心配してやってくる。この農場は破産する。農場を買い取ってやるぞ、というのだった。だが最後に最後まで売らなかった。

彼は信じていた。

キンレイは何よりも天の声を大切だと感じるのだった。そのうち、農場では

往年のオールスター選手らが、一堂に現れて、彼の野球場で練習をするようになった。

ただ、彼の家族以外には彼らが見えないのだった。

選手らはずっと前に亡くなった偉大な選手ばかりであった。彼らにも口に出せない苦しい過去があったことがわかる。

だがそれが、蘇って、彼の球場で、溌剌とプレーする。それは素晴らしい景色であった。

アメリカの野球というのは国技に等しいのだろう。アメリカ生まれスポーツなのだ。フェアプレイを重んじる彼らは人間的にもしっかりした男ばかりに見える。

そうこうしているうちに、とうとう破産宣告が下される日がきた。

その前夜、どこからともなく、ものすごくたくさんの車の波が、彼の野球場へと押し寄せていた。

ヘッドライトが無数に続く景色が見えた。皆が、昔懐かしいオールスターを見にきたのであった。

1人20ドル。これで、人々は子供の頃に見た夢が買えるというものだった。これで、破産も免れた。家族皆で勝ち取ったビクトリーであった。

スッポコ谷の楊貴妃