峯田和伸主演の、ハチャメチャドラマが感動を呼ぶ。お相手は麻生久美子である。
彼女の娘は、目も見えず、耳もきこえずに 生きている小さな女の子(海)であり、学校にもいけれない状態であった。峯田がサリバンよろしく女の子の教育係になるのだが、それは困難を極めた。素人が、一人で手探りで取り掛かる教育。しかし、峯田は愛を持ってやり遂げて行く。決して諦めない。
それが、ロックな生き方だと自ら信じている。
そして遂に、女の子はヘレンケラーのようにこの世の事象について決まりがあること、それぞれに名前がある事を悟るのである。
美しい愛の行動、チカラ強い峯田の演技がすべてを支えている。
欲を言えば、女の子が可愛すぎたと思う。ロリコンすれすれの映像に思われてならない。
もう少し当たり前な子の方が現実味があるだろう。
まあ、ドラマだからしかたのないことだが。
このドラマをやっている時は、見なかった。なんかワアワアやっているなあと、思っていたが、
一瞬見た時、アパートのセットが、ベニア板や段ボールを敷き詰めた中庭であったため、すっかり興ざめしたのである。いかにも安普請の感じがした。ただそれだけのことで、見なかった。
多分、ドラマの内容とかに力が入れられていて、セットものは手薄であったのかもしれぬ。
最後は久美子と峯田がは結婚して二人で娘を育てて行くのであった。
娘のためには、それが安心できて良い環境であるだろう。
峯田の祖母の、白石の演技が感動的であった。宮元信子も出しゃばらず、辛抱強く見守る演技であった。