老人物が好きなもので、オケ老人を借りた。
老人たちが若者たち顔負けで、木製オケを派手に投げ合ってOK!と言ってはバンバン騒ぎまくる洋画だと思っていたら、邦画だったよ。
オケとは、オーケストラのこと。なるほどね。
まあ、杏は音楽好きが高じて、老人オーケストラの指揮者になってしまう。なかなかのリズム感をもっている。
エルガーの威風堂々の練習を重ねる老人オケの人々はみんな変わり者で特徴のある老人ばかりだ。
笹野高史を中心に小松、石倉、左、藤田などが揃っていた。藤田は、演奏中にクリームパンを口に運び、ちゅういされる。元大工の石倉はティンパニー担当、笹野はなんと難しいヴァイオリンを弾くのだった。
杏は本職は数学教師であった。くそー!こんな設定ってありかよ。彼女は仕事の合間を見つけては、老人達とミュージックに励むのだった。そんな中で、いつのまにか、老人達となかよしになっていた杏であった。年齢は違っていても、面白い人たち、自分の人生をエンジョイしようとする老人達は頼もしくもあったのだ。
そしてだんだんと仕上がってくる威風堂々の曲であった。
今度はコンサートを開こうと意欲的になる彼らであった。選んだ曲はドボルザークの「新世界」
であった。威風堂々と新世界でいくことにきまった。
大盛況で、緊張しまくる杏と老人達はコンサートをとうとうやり遂げることができた。
コンサートの日に応援をしてくれていた坂口健太郎が、駆けつけてくれた。
微妙な片思いに悩んでいた杏に、坂口はフランスに留学してお菓子の勉強すると告げる。
見事に振られた杏はちょっぴり寂しそう!ほんとうは坂口からお付き合いしてほしいの告白を期待していた杏であった。
そんなこんなでこのお話は終わりになる。
ミュージックも素人くさいし、あまりぱっとしていないが、音楽の映画は洋画であってもどれも、これはすごいと思った映画はほぼありませんので、まあメデタシとしようか。