何が何やら、専門用語が飛び交いさっぱりついて行けなかった。
ただ人間ドラマの方はよく分かった。いろいろ人生に問題を持っている中年や若者たちが、金融に果敢に挑戦する姿には共感が出来る。その中の一人で、この街は何もかも腐りきっているといつも怒っている男がいたが、この疑い深いしつこい気持ちは、スッポコと同じだと思った。同感である。腐っている。この男は主人公の一人かと思うが、
主人公は、片目が悪く義眼であり、人嫌いな中年男である。この男が、リーマンショックの前触れを感じとるのである。かすかな前触れであったが、他にも数人が敏感に嗅ぎ付けていく。住宅のバブルがはじけるということがあきらかになる。
でもこの主人公キモいですよ、かなり。直視に耐えないです。やっぱ本当の俳優さんじゃないっしょ、多分モデルさんとかだろう。演技の幅が変すぎるよ。ファッション雑誌の雰囲気が、嫌であった。
カメラワークと監督とがチグハグだったのか。
ブラピが出ていると聞いて、見たのに、煙のようなヒゲを生やした煙のような役だった。
金(マネー)の匂い、この匂いは独特な嗅覚によってかぎつけられるのであった。
ジョブスとゲイツの生まれた年と同じ年に生まれたスッポコには
お金の匂いがわかるのよ。クンクン、フムフム、薄く輝く、黄金の風、結局誰のものになるんでしょうね。
しかし、よく分からぬままにドラマは進んで行く。やっぱ金融って、無理だわ。
頭脳明晰な人に任せまーす。