ダメだ、コリャア。これ面白いですかね?なんか壮大なアメリカの大自然にみんなが負けちゃって、とうとうと流れる河の映画としか見えないの。
映像が綺麗とか言う噂も何のその、主演のデカプリオがぜんぜんきれいに映ってませんでしたし、長い髪が顔を覆い顔が見えませんでした。始終苦しそうなのでまあそういった表情なのはわかるのですが。
大自然も、まあ普通で、スッポコの周りの山川の方が魅力的かと思えるような大味なものであった。あんなのはまあ中学生のズブの素人でもとれそうだと。
毛皮収集の一団で、森の中で厳しい暮らしをしながら、毛皮を多く集めたのだ。
毛皮をを洗うには、多量のの水が必要で、どうしても河のそばに陣取るしか無いのだった。
映画の最初から河の水が地面をザーザー流れている森が出てきて、森なのか、川なのか、よくわからない地形であった。
毛皮は高額で取引されていたので男たちには辛い仕事も耐える価値があったのだ。しかし帰路の途中インデアンの襲撃に遭ってやむをえず逃亡するのである。その途中、主人公のグラス(デカプリオ)は熊に襲われて大怪我を負う。
この場面もなんかへんである。普通あんな巨大な熊に襲われたなら、一打で首をかき切られもぎ取られ、死ぬのがふつうであるからだ。あの様な柔い襲いかたはしないだろう。立ち向かう者に対して容赦もないのが野生であろうに。近くの山にクマさんが出るのですがスッポコは大きな、大きな足跡を見て
本当に転げる様に山を降りたことがあった。いや〜こわかっったですよ。足跡だけでもね。こわいもんです。
グラスは大怪我のあと動けなくなり仲間に足手まといだといって殺されかける。
ついでに、父を殺さないでくれと言った息子も目の前で殺されてしまう。
何もかもを独り占めにしようと企む仲間の仕打ちだった。
怪我をしたまま大きな森の中で捨てられたグラスは、
それ以後は冬山の中を一人で生き抜いて生の肉でもなんでもたべていきぬいてゆく。それでもインデアンに見つかると殺されるので、河に隠れたが流されて滝の下に落ちて行く。あれは本当に冬の撮影だろうか。だったら俳優も死んでしまうのではないか。CGってこともありえる。
最初からそうだったものな。クマさんもその他いろいろ。
復讐を誓った心はどんな不運に巡り合ってもまけなかった。キャンプに帰ったレヴェナントは、皆に歓迎され、手厚くもてなされた。その後隊長と雪山に息子を殺した男を探しに行くのだった。
とてもすごい悪党で、殺されてもまだたりないほどであった。 神を信じず、強盗殺人などへいちゃらであった。
こいつに隊長は殺されてしまう。それで、主人公は本当に一人ぼっちになってしまう。後ろ盾も何もない。あるのは雪だけ。
追い詰めて、奴を殺すが、こちらもまた傷を負い意識が遠のいて行くのであった。
インデアンのヨメさんが天国から迎えにくる。かあちゃん、おまえ、そこにいるのか…幻覚が訪れる。
グラスはインデアンのの女と結婚して息子がうまれていたわけだ。
命の危機にある時にはいつもこの嫁さんが出てきて彼を見ているのであった。自分は一人ではない。
綺麗なかあちゃんがいたんだ。そう思うことで乗り越えていけれた。ポカホンタスかあちゃん。
復讐は果たされた。しかしそこに残されたものは悲しく暗い河の水と同じく陰惨なものであった。やっぱ河の話だった?
思えば、ダンスウィズ ウルヴスの二番煎じであるし、アカデミー賞はコネと金で決まってしまうのだろう。彼らの多くは実際に芸術など分からない人たちであり、姑息なビジネスマンであり、お金が欲しいだけの人たちである。アカデミー賞はそういう一部の腐った有力者達だけに握られていてそれを崩すことは、多分難しいとおもわれる。そういう人たちに媚びて作った映画は、奇妙なものにならざるを得ない。感動などとは無縁のものになるだろう。
ゼログラヴィティも、バードマンも、この監督の作品だった。まあ、勝手にして。
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