スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

プレステージ 2006年 クリストファー ノーラン監督

ともかく分かりにくい作品かと思う。ノーランてどうしていつもこうなるのって感じだ。
メメントのときも、難しくて、意味不明で、結局記憶に残らないメメントになってしまった。
プレステージとは一番の見せ場のことで、偉大とかの意味がある。
マジックの世界の種明かし的なお話だった。面白さ中途半端で、悲しくなったぞ。
  二人の若いマジシャン同士  ボーデンとアジャーがライバル同士で新しいネタを競うようになる。
アジャーとボーデンって、ほんま笑えるネームだわ。マジックの途中で、アシスタントの女が水槽脱出の術で、溺死してしまった。それは結んだロープが解けないようにアジャーが結んだ為だった。ボーデンはは復讐鬼となって女を殺したライバルのアジャーを殺そうとたくらむ。ただどっちがボーデンだったかアジャーだったか分かりにくかった。アジャーの目が、スッポコの知ってる近所のお兄さんとそっくりで、驚いた次第だ。同じような顔ってあるんだなと、つくづく思った。
最後はもっとくだらない。電磁の光の研究するテスラとかいう、D.ボウイー扮するきちがい科学者に会いに行く。そこで分身の術を会得する。電気の力で、人間が二人生産されるという驚異の機械だった。
ここで、もう見るのも嫌になった。これはマジックでは無いよね。いやスリーディーだろう。ススんでるー。それから以後は、二重人格の映画になっちゃった。
ただテスラは実在の人物で、電気の並列並べを発明した人である。つまり、エジゾンの実際のライバルであった。

それで、瞬間移動のマジックを二人で、ある意味4人で競うことになった。
ごめん、複雑過ぎて、とても記述できません。だんだん意味不明となってゆく映画の内容。
ただスカーレットヨハンソンがこの映画でますます美しくなり磨かれていた。
でも最後に勝ったのはアジャーのほうだった。絞首刑の場をマジックさながら抜け出して、愛する娘の元へと行くのだった。
とにかく変な味の飲み物を飲まされたような出来の映画。ノーラン監督45歳は考え過ぎて、木を見て森を見ずってかんじかな。
まあ、そのうち傑作ができるかも。だって、この監督の作品変わりすぎていて、駄作なのかどうなのか判断できませんから。ただダークナイトも舌足らずの感ありですし、昔のインソムニアなんて、鼻紙同然ですぜ。