スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

最後の誘惑 1989年 マーティンスコセッシ監督

イエスキリストの話です。「今日はクリスマスイヴだからこれをみようぜ」と厚かましくも弟が言い出した。「まあいいけどさ」とケーキを食べたりしながら見たんだよね。まあユダが出てきてずっとイエスに付き添って離れないわけ。よっぽど彼が珍しかったんだろう。あこがれと羨望とが交差する。

この映画は良い映画かどうかより先に、監督の考え方があって、イエスをどのように捉えていたかなどの思惑の映像化である。だいたい監督の作品である「タクシードライバー」が面白いかっていわれても、おもしろいとは答えれないとおもいます。解釈が少し普通の人とは違っています。かと言ってそれがすばらしいのかどうかでこちゃんにはわからないです。面白くもない映画だったと思えるからです。イエスをスーパースターに祭り上げている場面は少しだけです。奇跡もおおげさではなくごく控えめです。ただ最後に普通の男として平凡な幸せがほしいと願い、結婚して子供も出来てそれが叶えられるのだが
それは夢であり、やっぱり十字架の上だったという悲しい最後。 
でもクリスマスなんて外国のお祭りと思ってばかにしていたのですが、何故かきょうは映画も見れて、
ケーキも食べれて、あったかい家の中で、受難のイエスをみれた。というのはやっぱすごい幸せなことで、メリークリスマス。なんか涙が出ちゃったよ。
イエス様の受難は人間のことを神に許してもらう為、また残酷な不条理な神を人間に詫びる為という二重の意味があると本で読んだよ。これで謎は解けました。
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