スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

ブリキの太鼓のあらすじと感想

あまりにも有名な「ブリキの太鼓」という映画がある。ドイツのある家族の話。男の子は3才でみずから成長をを止めてしまい、何歳になっても小さいままである。親は医者につれていくが、うつてがなかった。この子には、超能力が備わっていて「きゃー!」と叫ぶと窓ガラスなどは、みな壊れた。子供は、いつも太鼓を持っていて、どこでもトントコ叩くので学校にもいけれない。注意をするとガラスが割れて、手がつけられない。これは、ある日ママが男と浮気をしていてそれに気づいた彼は、猛烈に怒りママのいるホテルのガラスなどをガンガン割っていく。そのころから持った能力だった。

私が小学校の頃にテレビで観た映画では、白黒で、サーカス団の小人のガールフレンドがとてもやさしくかわいらしく二人は心から愛し合うようになる、場面しか憶えていない。その二人も戦争で引き裂かれ彼は一人故郷にかえってきたが、敵の攻撃を受けて両親も死んでしまう。昔観た映画では、母親がとてもグロテスクにえがかれていて、こんな親だったら私だって逃げるわと思ったものだ。
彼にとって小人のサーカス団での生活が、唯一の救いの日々であった。本当の愛も芽生えた。パパが殺されて、葬式の日に、彼は、3歳の時から離すことのなかった太鼓を体からはずし、止めていた成長を、再開する決意をしたのだった。それは、かれにとって大きな大きな決意であり、心の底からなされたものだった。
その後急に成長が促進され、かれは、また、旅へと出て行くのであった。子供のような体で、次々と女をアッタックして行く精力的な彼を女達は何故か歓迎する。要するに誰でもよいとおもってる女心がみえみえなのでおもしろい。女なんてこんなものだ。名回答だ。はじめの古い方の映画はもうすこしクラシカルでせまってくる感じがあったような気がする。重厚な白黒のせいだろうか。淀川長治先生もおすすめの一本であった。
最後になって、弟に指摘されたのだが、「ブリキ太鼓白黒版は存在しない」と、言われました。
私のおもいちがいでしょうか。思い違いでも、あれは綺麗な良い映画でした。
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