スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

がんばらない 生き方 : 池田清彦著 2009年

池田教授は、生物学で、それこそ昆虫を極めてきた人である。学生運動の際に大学に籍をおいていたため、大学にはあまり行けなかったそうだ。好きな虫のために、どこにでも出向いてきた。 これはほのぼのとしたエッセイである。何かほっとするとおもう。 この…

いぬやしき 2018年 木梨憲武 佐藤健 他

漫画だった物語を、映画化したものだ。犬が出てくる物語ではなかった。まあ一匹出てきたがね。 「いぬやしき」というのは、おっさんの名字であった。 サトウと木梨は、偶然に、体がサイボーグ化されたのだった。佐藤は、復讐のために、木梨は家族を守るため…

免疫革命 :安保徹 203年

なぜ、がんになるのか。がんにならないような生活とはどんなものか。抗ガン剤とはどんなものなのか。 またステロイドや、血圧降下剤、うつ病の薬、などの薬の副作用にも言及している。 安保は、人間が、手術などにより体を傷つけると、当たり前交感神経が優…

万引き家族 2018年 是枝裕和監督

そして父になるなど、リズムのある映画を撮っていた監督だが、全部壊したかったんだろう。 脈絡のない映画を作ろうと思い立ったらしい。 貧しい庶民の生活を赤裸々に写し取ることで、ある意味前衛的と言えるが、あまりに自然すぎて、 あたりまえのことばかり…

インディペンデンスデイ エクステンディド 1996年 より

デイが1996年に出て、話題を呼び、大ヒットした。これは誰にでも楽しめる内容となっていたからだ。 思うに、インディペンデンスとは、宇宙からの独立という意味もあるのだろう。 米は、極秘の基地に、宇宙人の円盤と、宇宙人の死体を隠していた。 それは、大…

花筐 (はながたみ) 能楽 世阿弥 室町時代

なかなか良く出来ている能楽なのではないか。 なにせ、主題も美しく、花筐である。 片田舎で暮らしていた皇子が、急に、都で、天皇に即位するということになり、慌ただしく、迎えの従者らと田舎の邸宅を出て行ってしまった。 仲良く遊んだ腰元の照日の前(テ…

ドクターX 第5期 米倉涼子主演 2017年

米倉も、とうとうこの回まで来てしまった。「私 失敗しないので」の決まり文句も、もう最終回だ。 よく見たら、周囲の俳優陣も、よく考えられていて、一人一人が主人公でもないのに、面白キャラを必死に演じていて、好感がもてる。全て、米倉を持ち上げるた…

黒革の手帖 米倉 涼子 主演

米倉の小気味好いリズムで進む銀座のママの戦い。 銀行の黒いお金を横領して逃げた米倉は、銀座の燭台という山本洋子ママの店で働き、すぐに頭角を現し、カルネという店を開きながら、医者や、塾経営者や、政治家に食いついて、お金をせしめていた。 どうせ…

求塚 能楽 観阿弥世阿弥

塚を求めて、彷徨う女の亡霊が主人公である。 ある僧が連れ立って、神戸の辺りの、生田川に差し掛かる。 旅の途中とて、この辺りの様子を聞こうとしていると、若い女たちが、この春の野辺で若菜を摘んでいる。美しい白い絹のふんわりとした着物に、竹かごを…

マネーモンスター 2016年 ジョディ フォスター監督

この映画、、ヤバイでしょ。もはや映画でもなんでもない。有名女優監督、ジョディ フォスターの暴走映画といってもよいかと。 株で大損した男が、テレビ局を乗っ取ってしまう。爆弾を持ってきてジョージクルー二に着装させる。そして、好き放題にテレビで不…

IQ 249 華麗なる事件簿 織田裕二主演

織田裕二 ディーンフジオカ タオなどの三人が華麗に動くミステリーもの。 数年前にテレビで放映されたものだが、ネットで見て、なるほど、結構いけるなあと思った。 このドラマでは、織田とタオとが、それぞれ、演技の新境地を開いた。 タオは朝ドラで、何か…

自然居士(じねんこじ) 観阿弥

京都のお寺で、説法をしている自然居士という僧がいた。まだ若い僧であった。 そこへ、女の子が綺麗な着物を持ってやってきて、両親の供養をしてくれという。 この子は孤児であった。供養の着物を買うために、人買いに身を売った子供であった。 人買いが、子…

神様メール ジャコ ヴァン ドルマン監督 2015年

これは傑作!面白い映画で、しかも癒される。 人物配置もいいし、このようにスッキリと作られた映画は初めてだった。 女神役のお母さんが、もっと垢抜けた人だったらよかった。この女優は、適役ではない。 いずれ、誰でもよかったとは思うが。 神様の娘エア…

清経 能楽 : 世阿弥

清経は平清盛の子の平重盛の子であった。つまり、清盛の孫である。 栄えていた平氏は、源氏に追われて海での戦いにて大負けになり、海に飛び込むものが多くいた。 清経も、修羅と化した地上を捨てて、海の中へその身を投げた。 彼には、妻がいて、家で帰りを…

高砂 能楽 ; 世阿弥

結婚式で歌われてきた、高砂やー、の能楽である。 阿蘇の神官が、京の都に登る途中、高砂という海辺に寄った。 神官は、ここらで一つ聖人に会いたいものだと思っていた時、気づけば 年取った翁と嫗が、浜辺をはいてきれいに掃除していた。 なぜここで、浜辺…

班女 (はんじょ) 能楽 ; 観阿弥世阿弥

班女という名目にちょっと抵抗を感じる気もするが、中国の故事にちなんだ名前である。 いつも美しい扇を肌身離さず持っている女のことだが、別れた男と、扇を交換して以来、そのまま会えなくなって、恋の病に悶える日々であった。 遊女として店に勤めていた…

最強の二人 The Upside 2011ねん

頚椎損傷の大富豪のところに、ヘルパーとして貧乏な黒人の移民男子がやってくる。 なんと、大富豪と、ヘルパーは 気があって大邸宅に、入ることとなった。 この大富豪が、私は嫌いなタイプだ。俳優の顔が苦手。 ずいぶん以前に見たのだが、なんかできすぎた…

源 融 (みなもとのとおる) 能楽 : 観阿弥世阿弥

とおるという男は、京で左大臣にまで上り詰めた、嵯峨天皇の子孫であった。 美しいものに目がなく、雅なことを愛する男であった。 のちに、天皇になろうとするが、左大臣などという俗世の位にあったものが天皇などにはなれませんと、言われて、がっくりとな…

温暖化

温暖化のDVDを見たのだが、長期にわたるガソリン需要と、排気ガスによる被害が著しい。 原油を掘り出している地域の住民のかかる病気もひどいものだ。 一日中、ガソリンの炎がオリンピックの火のように地上にボーボー燃えていて、そのガスが、喘息、皮膚炎 …

砧 (きぬた) 能楽 世阿弥 作 室町時代

ある夫婦がいて、夫は裁判にかける事案があって、京都へと旅立って行く。 田舎に残った妻はわびしく寂しく、夫が帰るのを待っていた。 長くても一年ほどで、帰ってくる予定だった夫は、裁判が長引き、なかなか家に帰れなかった。 家で待つ妻に夕霧という女の…

ヨージ ヤマモト 「時空を超える黒 」BS1 5月 2日 放送

この人はバンドも持っていて歌っている。これは、ショウの時に、既成の歌で服を汚されたくないためであった。 黒い色にこだわり、黒を追いかける男である。黒のみの生地で、あらゆる服が生まれてくる。 ヨージは、怒り、悔しさ、かなしみ、反抗などの心を、…