スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

グレンミラー物語 1954年 アンソニー マン 監督

ムーンライトセレナーデ、イン ザ ムード 、茶色の小瓶などの誰でも一度は聞いたことのある名曲を作ったグレン ミラーという男の伝記映画。 貧しい、トロンボーン奏者のミラーは、ジャズの編曲が得意であった。良い友人たちにも恵まれていた。音楽さえやれる…

帝一の國 2017年 (古谷兎丸原作 ) 永井聡監督

菅田将暉の勢いは止まらない、といったような映画であるが、ストーリーもクリアーであり、菅田の脇を固める配役陣もうまくできていて、ストーリー以上におもしろいものとなったといえる。 これはやはり監督の手腕であろう。 主役の帝一は 本来はピアノが大好…

ノーマ 世界を変える料理 2015年 ピエールデシャン監督

世界一のレストランといわれる店が デンマークのコペンハーゲンにあるそうな。 世界で一番を決める大会があって、その度に一喜一憂をするなんて、大変な事だ。 森があり、川、海がある場所にノーマはあって、世界一になってからは、有名になってたくさんの予…

夜と霧 1946年 ビクトール フランクル 著

映画は見ていないので、本の事で。実は2年前の4月に夜と霧を書いていた。四月というのは何か意味があるのだろうか。 夫婦は、別々にされて、収容。その後夫人は殺されたのだが、フランクルは、それさえも知らずにいたのだった。知らぬが仏と言うのかも。 信…

ハーブand ドロシー アートの森の小さな巨人 2008年

ヴォーゲル夫婦には面白い趣味があって、アパートにそれはそれは沢山のアートを持っているのだった。 彼らは協力して、アートを集め続けた。夫のハーブには、美術品を見て、見極める眼識があった。それは大人になってから、図書館に通い詰めて培ったものでも…

ラッセルの幸福論 1930年

ノーベル賞のラッセルは、早くに母親を亡くしたために、厳格すぎる祖母に育てられた。街を見下ろせる高台のお城のような家で。 なぜなら、ラッセルの家は、二度もイギリス首相を出した名門中の名門といっても良い家系であった。 彼は1872年に生まれ、1970年…

たけしの 座頭市 2003年 北野武監督

ずいぶん前の作品だけど、なぜ見なかったのかは、やはり、ミュージカル仕立てだと見たくないのである。たくさんの人が揃ってタップを踏む映像が何度か出ていたので、てっきり全編ミュージカルだと思ってしまったのだ。踊るのは、最後の最後のみであった。あ…

ボブ ディラン ノーディレクション ホーム 後編 2005年 マーティンスコセッシ監督

ボブディランの軌跡のドキュメンタリー映画で、マーティンスコセッシは、ディランがノーベル賞を(2016年)取ったことを、本当にびっくりしたことであろう。または、さすがわしの目の付け所はちがうと鼻を高くしたであろうか。 ボブの家族写真はない、パパ、マ…

裸の19才 新藤兼人監督 原田大二郎主演 1970ねん

若い原田が、集団就職で東京に出てきた若者の一人を演じる。 東京の都会の力に流されて段々と崩れて行く生活、他の仲間たちも、ほぼ夢破れ、故郷へ帰って行くものが多かった。故郷というのは、東北地方がおもであるが。 しかしなぜなのか。何がいけなかった…

ある川の両岸に道があった。

道というのは土手道であるが、それが数十メートル続きどこかで途切れていた。 今日はここを歩くぞ!そう決めて56才の私は子供のように息をした。 だが、途中まで行くと、ボロボロに錆びた鉄の橋があり、しかも幅が50センチもないため車も渡れない。 何のため…

アラン幸福論 アラン1868年ー1951年まで。

このお硬い文章から言って、とてもついて行けぬと、十代の時は思ったものだ。 ただ最近ちょっと気になって、また本箱から出して読み始めた。 なるほど、これではちょっと固すぎる椅子のようだ。固すぎるベッドか、布団か、木靴かと言った感じだ。 きっと彼の…

ぼくは明日、昨日のきみとデートする 三木孝浩監督 2016年

これがわかる人は、あたまの冴えた人というべきだろう。 ワテにはよくわからず、結局メモ用紙に図を描いたりして大騒ぎした。 福士蒼汰と小松菜奈、のカップルと、友人の東出昌大が、出演している。 若いふたりは恋人同士になるが、取り立ててどうということ…

下校班、バイバイ交差点で1980ねん

学校の帰り道は 友達と一緒。お地蔵さんの前で、別れる。バイバーイ。バイバーイ。彼らの家は少し遠くにあるんだな。そのその分かれ道には、山茶花の木と、ススキとお地蔵さんがあって赤いよだれかけをしていた。そのお地蔵さんがなんか怖かった。なぜかゾッ…

四月は君の嘘 2016年 広瀬 山崎共演 新城タケヒコ監督

広瀬すずと山崎賢人共演といえば、みんなが見るだろう的、広き門より入ってしまった例である。 でもそれなりに出来上がっていた。広瀬のパツパツの演技と、山崎の受身的な無気力な演技で、安全圏内のドラマのような展開であった。 賢人は小さい頃からは母か…