スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

女神の見えざる手  2016年  ジョンマッデン監督

なぜか、怖い映画だった。アタマの切れる女とは、このように、いやらしく、恐ろしいものなのか。

周囲の人々にダメージを与えるスローンという超やり手の女。強度の仕事中毒である。

男も誰もはやついて行けないほどのやりてなんだ。機関銃のようにしゃべる女を誰も止められない!

007なら、やっぱすごいや、で済むところを、女なのにここまでやるんか、エグすぎだろ!となる。

彼女のやりかたに皆がゲッソリとするほどだった。

 

実はスッポコは、話の筋が、よく分からなかった。ロビイ活動という意味が、分からん。それが、どの場面なのか、多分スローンの属している団体というか、会社のような組織が、銃規制の問題を扱っていて、政治と関与していく過程が、そうなのかな。

彼らは法律を変えようとしている。銃を所持について、個人情報を適応して、合格した人のみが、銃を持てるという法律をつくりたいのだ。

銃賛成の人々と衝突し、汚い手を使って潰しにかかる、潰しに行くの繰り返し。どちらも恐ろしい裏の手を使う。

 主人公の女も負けてはいない。裏の裏をかくことぐらい朝飯前だ。

この辺りもよく理解できない素早い展開となっている。

 ロビー活動をやりすぎると、政治の私有化が始まる。 「お前も悪よのう」。

 

この主人公が全てであり、強烈な性格と、美しい姿が印象的だ。ただこの女、いつも安定剤を常用し、夜は不眠症で眠れていないと言う現代の仕事優先の病人である。

病人というとことが、怖いのだ。現代は深く病んでいることを描いた映画ともいえる。

強いはずの女の生き方に、どこか空虚感が漂う…。

 

女神の見えざる手(字幕版)

女神の見えざる手(字幕版)

  • 発売日: 2018/04/03
  • メディア: Prime Video