1946年生まれのキートンの自伝、と言っても、彼女は、
アニーホールからずっとおしゃれの殿堂に生きている様な人。我々には遠いスターの世界はどんなものなのか。ダイアンキートンは、そのあたりを教えてくれるのか。
ウッディアレンのこと、ウオーレン ベイティというプリンス的ハンサム、ゴッドファーザーのアルパチーノなど、むろんアルパチーノって誰という感もある昨今だ。
上記の三人は、忘れられない恋人らしいし、付き合い方も難しそうな3人。
とにかく彼女は63歳になった、なったと強調しているのだが、自分の美貌に自信がある証拠だろう
特にウッディアレンのとは心が通い合う恋人であった。
アルパチーノは芸術家気取りのお澄ましさん。
ベイティは、大好きだが、眩し過ぎてみていられない。
他の映画を押さえて普段着で来てしまったレッドカーペットの上のダイアンキートンが受賞する。
アニーホールがトップになったのだ。ダイアンの天然自然な演技が多分良かったのかもしれない。
周りにはギンギンのジェーンフォンダ その当時 新進気鋭のジョントラボルタなど。リチャードバートンもいただろうか、マイケルダグラス、稼いだリチャードギア、演技派?のドレイファスも。いいだしたらきりがない。芸能人のことはなんでも知っていそうな生き字引的な人なのだ。
ロンドン、生き方はじめます、では、シワを、厚塗りで隠して登場、それもありだ。
どこまで行っても彼女は彼女、泥臭くなくて、都会的で、いつもすっきりとファッショナブル。
真似をしてみても、うまくいきっこないから最初からしない
ただ人を傷つけていない気のする人でもある。綺麗だから、羨ましくて、ついつい妬ましく思ってしまいますね。
キートンは自分のことに一生懸命で、他人にまで気が回らないのが良い。
彼女は、おしゃれ人生を死ぬまで演じ続けるつもりなんだろうな。 敬具。