どんな話なんだあ? 医者の話、北海道。出ている人も、亡くなっている方が多い。
母役の木内みどりなんかも、亡くなっているからねえ。
北の大地からの倉本聡の原作である。
中井は、麻酔科の教授であった。ターミナルケア、もしくは緩和ケアの抜群のな技術を持ち、いろいろな病人を治療してゆく。いろいろな人というのは、世間的にも個人でも、問題をかかえているということだ。
そこにはそれぞれのドラマがあった。
忙し過ぎる医師の中井は、自分の体の中で、恐ろしい病魔があばれていることに、気がついていたが
患者第一、仕事第一として、自分のことは無視し続けるのだった。美しい女性とも不倫している白鳥であった。不倫女性は、歌手の平原綾香が出演した。
だがやがて、この白鳥医師も、膵癌が進行して、死んでしまう。悲しみに暮れる平原。
問題を抱えた人たち、そういう人を治してゆく中井、役名では白鳥だ。父親も医者だった。その辺りの時間のズレが意味不明になりやすく、私は、その時点で、見る気をなくした。
ネットの説明なしでは分からないドラマ
忙しい現代人には向きませんです。
父と、息子の二人の医者とは断絶している。息子の不倫が原因であった。彼の母の死に目にも来ず、彼の妻は夫の不倫に悩んで自殺してしまう。
不倫は周囲の人も巻き込むし、見た目も、見苦しい。男の方はモテて調子に乗って、テケテケしていても、きっと後で、たくさんの人を傷つけていたのを知るだろう。何かを捨てる人は、物でも人でも捨てて、後に大きなモノを失う、自分の命さえも。
ゴミを平気で捨ている人のほとんどが、孫、子、妻、夫、自分の命さえ失っていくのを幾度か見た私すっぽこです。茶碗を川に捨てたり、ゴミを人の家の庭に捨てたり有りとあらゆるモノを捨てる人が多すぎます!家庭ゴミをコンビニのボックスにギュウギュウ詰めていた人は、その後内臓の摘出しましたね。
原因は脚本にもあるだろうが、
「風のガーデン」という美しい題名と実際のガーデンの映像などもあるのに、今ひとつ盛り上がりのなかったドラマという印象がある。
医者仲間に診察の結果を聞く白鳥は、タバコをふかして聴いている。どんな時代なんじゃと思った。
今では、どこにも喫煙者の居場所はない。
緒形拳の最後の出演となったドラマだが、孫役の神木が、死んだ犬を抱えて泣いている。
大きなレトリバー犬は神木の身長より大きいぐらいだった。
だった。ここも不気味な設定である。死んだ犬が怖い。