いよいよ最終回のシーズンへ入る。だいたいとても幻想的で、幻覚的なシーズンが続く。
ミスターが死んだ後も、
ルーには、何故か、ミスターの乗っていたアイスクリーム販売トラックが、幻覚として見えることが多くなる。
ミスターは死後も、人々を苦しめる悪夢のような存在と化した。探偵になったホッジスも、ルーにも、おかしなものが見えるという設定でうざすぎる。
ルーは有罪宣告を何とか切り抜けようと、必死であった。ミスターを殴ったホーリーが証人としてルーに有利な弁論を立ててやり、ホッジスも、裁判官に、この裁判の判決はレガシーとなって残る重大な裁判だ、と主張。最終的に、16年の執行猶予と述べて、事実上無実となったルー。
だが本当に、事件は終わったのか、いや、終わるはずのないミスターメルセデスの計画がそこにはあった。ピストルで死んだときもニヤリと笑った彼だ。
何かがおかしい。そこが、スティーブンキングの原作らしいところだろう。
ホッジスたちは、有名作家の強盗殺人の事件を追っていた。残虐でちょっと間抜けな犯人だったが、悪女と組んで殺人は増えるばかりだった。メルセデス事件の生き残りの犯人の男はあの事件で人生観も変わってしまい、刹那的な気持ちが強まった。市民を人質にとり、1分1秒が争われた。ホッジスや、警察の働きで、無事解決。この挿話もおもしろくしてあった。
自由になったルーは、販売型トラックを手にいれて、美味しいお菓子を売る仕事についた。明るくなったルー。
だが、そこには、ミスターメルセデスの影が確実に滲んでいた。ルーはメルセデスの、2代目になるだろう…。