シーズン2では、ミスターこと、ブレイディーは、美術館爆破に失敗、殴られて、頭を大怪我して昏睡の植物人間となる。病院の医者に未承認の新薬を試されて、辛うじて意識が戻ってくる。
ある日突然、覚醒し、病院を抜け出した。病院も警察も大騒ぎとなるが、逃走中に幾人もころしてゆく。
何故か警察に自首をしてきたミスターは、裁判に出廷する。彼の同僚だったルーというレズの女性のルーが証人にたったが、法廷から出るときに、ミスターのそばに近寄り、ピストルで、彼の頭を撃ったのだった。玉は彼の目に命中し、彼はその場で死亡。
法廷の中での前大未聞の出来事に、全員が茫然と固唾を飲んだ。
ルーは捕らえられ、監獄に入れられた。精神鑑定にもまわされた。
誰もルーの悔しい気持ちを理解する人はいなかった。ルーは同僚で友人のミスターに刺され、死ぬところだったし、彼の恐ろしい頭脳と心をよく知っていたので、尚更彼を恐れたのだ。
だがもと刑事のホッジスや、ホーリーという若い女はルーに寄り添った。
ルーが殺人罪で告訴されたので、一緒に戦う仲間となっった。
問題は、ルーのやったことは、殺人罪にとわれるか否かであった。
殺人には違いないが、彼を生かして置いてはあまりにも危険すぎるモンスターであった。
事件の遺族たちは、ミスターが、のうのうと生きていることに、苦しみ、嫌悪を覚えていた。
遺族や市民らを巻き込んで、大きな騒ぎとなっていった。本当のところはルーに賛成であった。
この章では、ほとんどルーの裁判の模様が描かれる。弁護士、検察、陪審員、そして裁判長。
これらのやり取りと駆け引きが、壮絶であった。
ルーを救おうとするホッジスとホーリーたちは、知恵を出し合いながら、ルーを導いていった。
大袈裟に言えば、
正義と法律、偽りと真実などの見極めがむずかしいケースとなりルーには殺人罪による15年間の刑が下された。