マックス君は16歳、母親はインデアンであった。父親は金鉱堀の仕事などしていた。
ところが、悪党の3人組がきて、両親を惨殺してどこかへ消えて行った。
復讐を心に誓って旅に出た。旅の途中でいろいろな人に助けられ、ガンの腕を磨いた。
「あいつらはドブネズミ、捕まえたかったら、君もドブネズミにならないと、奴らには会えないぞ。」
マックスは、わざと売春宿や酒場などに入り浸り相手を待った。最後にはついには、罪人になり、監獄で一味の一人に会う。インデアン娘を頼って脱獄したが、途中で神父に出会った。
文字も知らない彼だったが、神父は、素直な心を見出していた。復讐ではなく神に祈ることを教えるのだった。
神父も原住民に両親を惨殺され、子供だった彼だけが、生き残った過去、その経験を話して聞かせた。
とうとう悪党に巡り合い、強盗団の一味に入団して成り済ます。そのボスは、両親を残酷なやり方で殺した張本人だった。
ネバダスミスとは偽名だった。
追い詰めて、仇を殺そうとするが神父の言葉を思い出す。マックスの心にはすでに神の御心によって目覚めていた。
お前は殺す価値もない男だ、と言い捨てて、去ってゆくマックス。
少し目を離すと、画面が変わっていて、話の筋が不明になるので困った映画だった。
大脱走で、大人気者のスティーブ・マックイーンを起用してみたのはいいが、何か無理がある、そんな気がした。面白いのか、面白くないのか分かんねえ、と言った話だった。